アジア児童コンテンツ・フェスティバル2020

【2020-128】

2020年10月3日から4日まで、シンガポールブック・カウンシル(Singapore Book Council)主催のアジア児童コンテンツ・フェスティバル2020(Asian Festival of Children's Content 2020: AFCC)が開催された。

新型コロナウイルス感染拡大防止のためにオンラインで開催された本年は、「旅」をテーマに掲げ、パネル・ディスカッションやワークショップが行われた。オーストラリアの絵本作家トビー・リドル(Tohby Riddle)、シンガポールの画家パトリック・イー(Patrick Yee)などが招かれ、「危機と変化の時代における児童書」「困難な状況下で子どもが立ち直る力を育む」「詩の力」「新たな必読書:教育における漫画とグラフィックノベル」「バーチャル・コミュニティの創造」「デジタル・フェスティバルは新常態になるか」等と題するデジタルシンポジウムが開催された。シンガポールの児童書を対象とする Hedwig Anuar Children’s Book Award の授賞式や、アジアの昔話集をテーマとする特別プログラムも行われた。

なお、フェスティバルに先立ち、アジアの13か国87人の画家による200点近くの絵本の中の場面がオンラインで展示されている。また、過去にこのフェスティバルで「フォーカス国」を務めたマレーシア、フィリピン、インド、中国、インドネシア、シンガポール、ミャンマー、日本の各国が、2019年1月から2020年1月までに自国で出版された絵本の中からそれぞれ10作品を選び、オンラインで紹介している。

Ref:

(2020.10.18 update)