図書館振興財団「子どもの本2019」おすすめ図書リスト公開

【2020-134】

2020年10月7日、公益財団法人図書館振興財団は「子どもの本2019」おすすめ図書リストを公開した。同財団では、毎年、前年に刊行されたおすすめの絵本や児童書を4つのジャンル別(絵本、フィクション、ノンフィクション、ヤングアダルト)に紹介するイベント「子どもの本 この1年を振り返って」を行っている。2019年度は2020年3月4日、5日に開催予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となった。イベントに代えて、各ジャンルの選者によるおすすめの本や気になる本をリストにして、ウェブ上で紹介することとなった。

リストは、例年の講演と同じく絵本の部、フィクションの部、ノンフィクションの部、ヤングアダルトの部の4つに分けられており、各ジャンルのリスト内では、さらに細かなテーマに沿って作品が紹介されている。例えば、絵本の部では「繰り返しが楽しい幼い子の絵本」や「子どもの気持ち、戸惑いや頑張りを描いた絵本」などのテーマが設定されている。

特におすすめの作品には★印が付けられ、「おすすめ図書紹介」として選者からの紹介文が掲載されている。選者は、絵本の部を一般社団法人日本子どもの本研究会絵本研究部の五十嵐静江氏、フィクションの部を同財団児童書選書委員会の渡辺敬子氏、ノンフィクションの部を科学読物研究会の近藤君子氏、ヤングアダルトの部を日本子どもの本研究会ヤングアダルト&アートブックス研究部の須藤倫子氏が務めた。

リストはウェブサイトにて閲覧可能である。

Ref:

(2020.11.04 update)