「(仮称)江戸川区角野栄子児童文学館」の基本設計発表

【2020-153】

2020年10月27日、江戸川区は、「(仮称)江戸川区角野栄子児童文学館」の基本設計を発表した。

江戸川区ゆかりの児童文学作家である角野栄子氏は、「魔女の宅急便」シリーズの作者として知られる。2018年に「国際アンデルセン賞作家賞」を受賞した。角野氏は幼少期から20代前半まで江戸川区で過ごしており、「子どもの頃に江戸川のほとりで遊んだ記憶が今の力となっている」と述べている。

江戸川区は、角野氏の国際アンデルセン賞受賞を称えようと、「江戸川区区民栄誉賞」を創設し、初の受賞者として角野氏に贈っている。さらに角野氏の功績や作品の世界観、物語のすばらしさを広めるため、児童文学館の建設を決定したとしている。
設計パートナーとして、新国立競技場を手掛けた隈研吾氏が選ばれている。基本設計では、施設コンセプトや建物外観、角野氏のテーマカラーである「いちご色」を基調とした内装イメージなどが公開された。
建設予定地は江戸川区内にある「なぎさ公園・展望の丘」で、2023年7月に開館する予定である。

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(2020.12.14 update)