第37回 日産 童話と絵本のグランプリ

【2021-028】

2021年3月5日、大阪国際児童文学振興財団は、第37回日産 童話と絵本のグランプリの受賞作品を決定したと発表した。童話2,283編、絵本413編、合計2,696編の応募作品から、童話の部と絵本の部でそれぞれ大賞が1編ずつ選ばれたほか、童話の部では優秀賞3編と佳作20編、絵本の部では優秀賞3編と佳作10編が選定された。大賞受賞作品は以下のとおりである。

受賞作品

童話の部 大賞

『ながみちくんがわからない』
千葉県 数井美治 さん
あらすじ
わたしは、わり算はわりきれるのが好き。「あまり」がでるとむずむずしてしまう。同じクラスの長道君は何を考えているのかわからなくて、3や7のような、わりきれない男の子だ。長道君を研究しているわたしは、放課後、長道君のあとをこっそり追いかける。

絵本の部 大賞

『マロングラッセ』
兵庫県 だるまもり さん
あらすじ
だいすきなケーキ屋さんで買ったマロングラッセ。クマにぶつかり、マロングラッセは道にちらばって、頭にはタンコブができてしまった。いろいろ試してもタンコブは治らない。落ち込んで帰ると、家にはクマからの手紙とマロングラッセが届いていた。

日産 童話と絵本のグランプリについて

1984年、大阪府立国際児童文学館の開館を記念して創設され、「童話の部」と「絵本の部」からなる。毎年アマチュア作家の未発表の作品を公募し、大賞受賞作は出版される。

Ref:

(2021.03.21 update)