児童図書館のコロナ禍への対応に関する調査の実施(フランス)

【2021-031】

フランスの児童図書館La Petite Bibliothèque Ronde(小さな円形図書館)は、2020年11月から2021年2月にかけて、コロナ禍における図書館の青少年部門の取り組みに関するアンケート調査を実施した。小さな円形図書館は、パリ近郊の町クラマールにある児童図書館である。同館は、円形の建物を複数組み合わせたような特徴的な形をしており、フランスの歴史的建造物に指定されている。

新型コロナウイルスの感染拡大により、フランスでは、春と秋に大規模な都市封鎖や外出制限が行われた。小さな円形図書館は、この制限が市民の生活や、図書館などの文化的な生活の場を混乱させたとし、その影響をより詳しく理解するために、フランス国内外の図書館の青少年部門を対象に調査を進めている。

調査では、図書館サービスの提供状況や、若い利用者に対する取り組みの様子などを尋ねた。調査への回答は2021年2月6日に締め切られており、調査結果の公表は、2021年上半期の予定である。

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(2021.03.21 update)