JLA、世界に紹介したい日本の絵本を募集

【2021-045】

日本図書館協会(JLA)は、2021年4月30日(金)まで、「世界に紹介したい日本の絵本」を募集している。これは、国際図書館連盟(IFLA)児童・ヤングアダルト図書館分科会が、絵本を通じて国際理解を深めることを目的に、図書館司書をはじめとする子どもと本に関わる人々が推薦する絵本を、各国・地域から10冊ずつ紹介する「絵本で知る世界の国々」(The World Through Picture Books)の第3版改訂作業に向けたものである。

推薦本の基準は以下のとおりである。

  • 0歳から18歳までの子どもたちに適していること
  • 時の試練に耐えた「古典」、または「これから古典になる」本をそれぞれバランスよく含むこと
  • その国の出版文化の粋を表すものであること
  • 原書がその国で出版され、その国の言語で書かれていること
  • 良質で高い出版基準を満たし、声に出して読んで優れていること
  • 文と絵が互いに補完し合っていること。しかし、文字なし絵本も除外しない
  • 肯定的なメッセージを表していること
  • 現在も刊行され、購入できること
  • 物語絵本、昔話絵本のほか、赤ちゃん絵本、科学絵本、写真絵本、文字なし絵本などにも配慮すること
  • 平和やSDGsを意識した絵本を含めること

送られたデータはIFLA児童・ヤングアダルト図書館分科会の国内常任委員が整理し、上位10冊のリスト作成を進める予定である。

Ref:

(2021.04.11 update)