The Horn Bookが「2021年夏におすすめの本」を公開

【2021-068】

米国の児童書評誌 The Horn Book は、2021年夏の読書におすすめの本 “2021 Summer Reading List” を公開した。「絵本」(Picture Books)、「幼年・低学年向け」(Easy Readers and Primary)、「中・高学年向け」(Intermediate)、「中学生向け」(Middle School)、「高校生向け」(High School)の部門ごとに、2020年から2021年に刊行された書籍、各13冊が掲載されている。

昨年までは各カテゴリーにつき10冊紹介されていたのが、本年は13冊に増えた。同誌の編集責任者(Executive Editor)であるElissa Gershowitz氏は、2020年の夏はCOVID-19によって様々な楽しみが奪われたことから、本年は読書をさらに楽しんでほしいという思いを述べている。リストの「中・高学年向け」には、パラリンピックを生んだ医師の伝記 “A Sporting Chance: How Ludwig Guttmann Created the Paralympic Games”(邦訳『パラリンピックは世界をかえる ルートヴィヒ・グットマンの物語』)、「高校生向け」では、黒人でトランスジェンダーの高校生の恋と自己発見を描いた “Felix Ever After” などが紹介されている。

ブックリストはウェブサイトから閲覧できる。

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(2021.06.09 update)