学校図書館のポケモン・クラブ(米国)

【2021-109】

2021年8月31日(火)、米国学校図書館員協会(AASL)は学校図書館のレクリエーション活動として「ポケモン・クラブ」を導入すると発表した。これは Pokémon Company International と連携した取り組みである。ポケモンのトレーディングカードゲームのほか、工作、塗り絵、ビンゴ、折り紙などをしたり、トレーディングカードゲームの遊び方に関する動画、ポケモンのアニメ、世界トップレベルのポケモンプレイヤーの対戦映像などを見たりすることもできる。6才から10才を対象に、週に1回、放課後に1時間行われる。

AASLによれば、ゲームは認知処理のほか、創造性や想像力、論理の展開、なにかを試したり評価したりする力を必要とする。ポケモンのトレーディングカードゲームは、スポーツマンシップや自信、耐える力や立ち直る力を養い、また他のプレイヤーとの交流を通じて批判的思考力や問題解決力を身につけられるという。

連携機関である Pokémon Company International は、AASLを通じて子どもたちに提供するのは「対面式の教育アドベンチャー」であるとし、子どもたちが自分の学校でポケモン・クラブを開催することに関心があれば、学校司書に相談するよう呼び掛けている。

Ref:

(2021.10.10 update)