2022年度概算要求(文部科学省)

【2021-117】

2021年8月30日(月)、文部科学省は、2022年度予算の概算要求の内訳を発表した。

今回の概算要求で、学校図書館や子どもの読書活動の推進に関する予算は「読書活動総合推進事業」として総額約9000万円が計上された。

要求額の増額が顕著なのは読書活動の推進に関わる取り組みで、GIGAスクール構想や「新しい生活様式」などに対応する「図書館・学校図書館等を活用した読書活動の推進」が新たに設けられ、2528万円が計上されているほか、「読書活動の推進等に関する調査研究」が前年度の要求額から2983万9千円増額しての要求となっている。予算の詳細は以下のとおりである。括弧内には、前年度予算からの増減を記載した。

読書活動総合推進事業

事業内容:「子供の読書活動に関する基本的な計画」等への対応のため、図書館や学校図書館等を活用した読書活動を総合的に推進するための以下の取組を行う。

図書館・学校図書館等を活用した読書活動の推進 2528万円(新規)
(発達段階などに応じた読書活動推進事業、新学習指導要領を踏まえた学校図書館活用授業のための図書購入促進事業)
司書教諭講習の実施 2336万5千円(+47万9千円)
(全国の教育機関が学校図書館司書教諭を育成するための委託事業実施)
「子ども読書の日」の理解促進 771万8千円(+5千円)
(子ども読書の日の式典や表彰等)
読書活動の推進等に関する調査研究 3586万3千円(+2983万9千円)
(「次期子供読書基本計画」の策定に向けた調査分析及び図書館のデジタル化やDXを推進するための課題解決型調査研究)

Ref:

(2021.10.29 update)

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