第6次「学校図書館図書整備等5か年計画」

【2022-020】

2022年1月24日(月)、文部科学省は、令和4(2022)年度から令和8(2026)年度にかけての第6次「学校図書館図書整備等5か年計画」を発表した。

今回の計画は、学校図書館の整備充実は進展しているものの、全ての学校での学校図書館図書標準の達成や新聞の配備には至っていないという令和2年度「学校図書館の現状に関する調査」の結果を受け、全ての公立小中学校等において図書館図書標準の達成を目指すとともに、計画的な図書の更新、新聞の複数紙配備および学校司書の配置拡充を図って策定されている。

今回の計画に基づく経費に係る地方財政措置は5か年で総額2400億円であり、前計画である第5次「学校図書館図書整備等5か年計画」と比べると約50億円の増加となった。内訳は以下のとおり。括弧内には前計画の地方財政措置との差を記載している。

  • 学校図書館図書の整備:総額995億円(-約105億円)
  • 学校図書館への新聞配備:総額190億円(+約40億円)
  • 学校司書の配置:総額1,215億円(+約115億円)

文部科学省は、こうした財政措置については使途を特定しない一般財源として措置されていることから、教育委員会と学校が一体的に学校図書館の計画的整備を進め、各自治体が適切な予算措置をとるよう求めている。

Ref:

(2022.03.09 update)

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