子どもの読書傾向に関する調査 “What Kids Are Reading”(米国)

【2022-028】

学校向けの教育ソフトウェア販売などを手がける米国Renaissance Learning社は、2022年3月1日(火)、米国内の幼稚園から高校までの約2万3千校の児童・生徒約450万人を対象に行った子どもの読書傾向に関する調査 “What Kids Are Reading 2022 edition” の結果を発表した。この調査は、同社が提供する読書支援ソフトウェアAccelerated Readerおよび電子書籍サービスmyONのデータを用いて行われた。

報告書には、学年ごとに人気の紙の本および電子書籍上位10冊(Top Print Titles / Popular Digital Books)のほか、2021年秋に、進級して新しい学年になった子どもたちが初めて読む本として選んだ本(New and Now Reads)、スペイン語ネイティブスピーカーのために書かれた本(Authentic Spanish Titles)、社会の多様性や公平性、包括性をテーマにした本(Diversity, Equity, and Inclusion Themes)、社会性と情動を学ぶ本(Social and Emotional Learning Topics)が紹介されている。また、電子書籍の利用状況についても記述がある。

さらに、3または4学年を1グループとして、各グループで読まれた本の上位100冊のうち、それぞれの州内で最もよく読まれた本の表紙を地図上に示したものも掲載されており、全米でのランキングと対比した際に、それぞれの州の傾向がうかがえる。

Ref:

(2022.03.29 update)