IBBY支部による日中韓共同プロジェクト(第3回)

【2022-032】

2022年3月1日(火)、日本国際児童図書評議会(JBBY)は、日中韓共同プロジェクトの第3回の推薦図書を発表した。

2020年に始動した同プロジェクトは、国際児童図書評議会(IBBY)の日本・中国・韓国の各支部による取り組みである。毎回異なるテーマを設定し、テーマに沿ったおすすめの本を、各支部から5冊ずつ紹介する。JBBYによると、同プロジェクトには「おとなりの国の子どもたちとは理解しあってほしい、友だちになってほしい」という願いが込められている。紹介された作品を、出版社が翻訳検討の資料とすることも視野に入れている。

今回は、先に日本と韓国の推薦図書が発表された。

今回は、「友情」がテーマとなった。韓国からは、2019年チャンビ青少年文学賞を受賞し、2022年3月に『ユ・ウォン』の邦題で刊行された『유원』や、2014年にボローニャ・ブックフェアで紹介された『두더지의 고민』(もぐらくんのなやみごと)などが紹介されている。日本からは、2020年度版「おすすめ!日本の子どもの本」でも紹介された『この川のむこうに君がいる』(濱野京子 作、理論社、2018年、ISBN:978-4-652-20289-0)などが選ばれた。

JBBYのウェブサイトでは、それぞれの作品のあらすじを読むことができる。日本語と英語に加え、韓国から紹介されている本については韓国語のあらすじも付いている。

Ref:

(2022.04.14 update)

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