日本子どもの本研究会、第6回作品賞 発表

【2022-071】

2022年6月、日本子どもの本研究会は、第6回作品賞を発表した。2021年に日本国内において出版された、0歳から15歳までの子どもの読者に向けた作品から選定された。

受賞作品(一覧)

ねえ、きいてみて! みんな、それぞれちがうから
ソニア・ソトマイヨール 文、ラファエル・ロペス 絵、すぎもとえみ 訳、汐文社、2021年、ISBN:978-4-8113-2852-2

薬をのんでいる子。車いすを、白いつえを、手話を使う子。ことばがつっかえてしまう子。みんながそれぞれちがうからこそ、世界は楽しく、おもしろくなっている。

すみれちゃんとようかいばあちゃん
最上一平 作、種村有希子 絵、新日本出版社、2021年、ISBN:978-4-406-06600-6

「すみれちゃん」は山奥に住む曾祖母「ようかいばあちゃん」の家にひとりで泊まりに行く。

帰れ 野生のロボット
ピーター・ブラウン 作・絵、前沢明枝 訳、福音館書店、2021年、ISBN:978-4-8340-8521-1

『野生のロボット』の続編。「野生のロボット」ロズは人間社会で生き延びられるのか、そして故郷の無人島へと無事に帰ることができるのか。

自然を再生させたイエローストーンのオオカミたち
キャサリン・バー 文、ジェニ・デズモンド 絵、永峯涼 訳、幸島司郎、植田彩容子 監修、化学同人、2021年、ISBN:978-4-7598-2223-6

生態系が崩壊したイエローストーン国立公園を、オオカミが復活させた奇跡のような物語。すべての種が地球を守るために重要な役割を果たしていることを教えてくれる本。

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(2022.08.10 update)