コロナ禍の学校図書館 英国学校図書館協議会の報告書

【2022-105】

2022年10月27日(木)に刊行された「カレントアウェアネス-E」において、英国学校図書館協議会(School Library Association : SLA)が2022年3月に公開した、英国の学校図書館と学校図書館員への新型コロナウイルス感染症の影響に関する報告書“School Librarians in Lockdown”が紹介されている。

報告書内では、パンデミックの影響で自宅待機を余儀なくされた学校図書館員の状況や、図書館が教室や会議室として使用されたり、一時閉鎖されたりして、図書館が持つ本来の機能を発揮できなかったこと、コロナ禍以前から学校図書館員の仕事への理解が不足していた学校では、ロックダウンを経て状況が悪化したことなどが述べられている。また、このような現状を踏まえて、図書館支援団体や学校図書館員、そして学校管理職への提言も述べられている。

Ref:

  • コロナ禍の学校図書館:英国学校図書館協議会の報告書(カレントアウェアネス-E, No.446, 2022.10.27)
    https://current.ndl.go.jp/e2549
(2022.12.14 update)