図書館員がえらぶ 選書センター大賞2022

【2023-005】

2022年12月1日(木)、日本出版販売株式会社が運営する日販図書館選書センターは、「図書館員がえらぶ 選書センター大賞」を発表した。この賞は、2021年に選書センター開設5周年を記念して開催された企画で、2022年度が2回目の開催である。小・中学校図書館に特化した目線で事前に選ばれた書籍を対象に、2022年9月から11月にかけて図書館関係者264名による投票を行い、選定された。

日販図書館選書センターのウェブサイトでは、以下の受賞作品の他に、日本十進分類法(NDC)の類別や、文学、児童文学、絵本でのトップ作品およびノミネート作品も紹介されている。

受賞作品(一覧)

大賞

二番目の悪者
林木林 作、 庄野ナホコ 絵、小さい書房、2014年、ISBN:978-4-907474-01-0

自らが王にふさわしいと思っていた金ライオン。しかし、街はずれに住む優しい銀ライオンが次の王の候補だという噂を聞いて、ある行動に出る。

2位

へいわとせんそう
たにかわしゅんたろう ぶん、Noritake え、ブロンズ新社、2019年、ISBN:978-4-89309-657-9

「へいわのボク」と「せんそうのボク」。同じものを見開きごとに比べると平和と戦争の違いが見えてくる。

3位

宝石 見ながら学習調べてなっとく(ずかんシリーズ)
飯田孝一 監修、川嶋隆義 写真、技術評論社、2012年、ISBN:978-4-7741-5259-2

宝石についての網羅的な説明を、美しいカラー写真とコミカルなイラストとともに楽しめる。

Ref:

(2023.01.29 update)