子どもが自分で本を読むようになるまでの移行期の本に関する調査(米国)

【2025-003】

2024年9月27日(金)、School Library Journalは、子どもが自分で本を読むようになるまでの移行期の本に関する調査“SLJ’s 2024 Transitional Books Survey”の結果概要を紹介する記事 “New Trends in Transitional Books”を発表した。幼稚園・小学校図書館員および公共図書館員計716人の回答に基づき、図書館における最近の傾向がまとめられている。

同記事では、移行期の本が、子どもたちの自発的な読書を後押しする大事な役割を担っていることと、移行期の本の読者年齢層が、限定的ではなく、幅広く存在していることが述べられている。続いて、移行期の本に充てられていた“easy readers”(簡単な読み物)という語を見直し、“early readers”(初期の読み物)など、別の呼び方を採用しようとする動きがあることや、グラフィック・ノベルの位置づけ、移行期の本の人気ジャンル、図書館員がこれらの本を選ぶ際の選考基準などが掲載されている。

School Library Journalのホームページからは、氏名等を登録することで、上記調査報告書の概要版をダウンロードすることができる。

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(2025.01.14 update)