図書館員がえらぶ 選書センター大賞2024

【2025-009】

2024年12月2日(月)、日本出版販売株式会社が運営する日販図書館選書センターは、「図書館員がえらぶ 選書センター大賞」を発表した。直近3年の選書センターでの選書実績のもと候補とされた書籍を対象に、2024年9月から11月にかけて図書館関係者441名による投票を行い、選定した。

日販図書館選書センターのウェブサイトでは、以下の受賞作品の他に、日本十進分類法(NDC)の0~9類、児童文学(K9類)および絵本のそれぞれのカテゴリーにおけるトップ作品およびノミネート作品も紹介されている。

受賞作品(一覧)

総合第1位

一年一組せんせいあのね : こどものつぶやきセレクション
鹿島和夫 選、ヨシタケシンスケ 絵、理論社、2023年、ISBN:978-4-652-20548-8

担任・鹿島和夫と、その生徒である小学校一年生たちとの、いわば交換日記であった「あのね帳」。以前出版された作品の中から54編を厳選し、新たな装いで生まれ変わった。

総合第2位

うかぶかな?しずむかな?
川村康文 文、遠藤宏 写真、岩崎書店、2023年、ISBN:978-4-265-83152-4

水の中にミニカーや野菜を入れて、浮かぶか沈むかの様子を見せる。目に見えない浮力が幼児に伝わる本。

総合第3位

こども六法 第2版
山崎聡一郎 著、伊藤ハムスター 絵、弘文堂、2024年、ISBN:978-4-335-35990-3

「いじめや虐待は犯罪」といった法律の知識を知ることで、子どもが自分の権利を知り、身を守ることができるように、という思いで刊行された本。2023年11月時点の現行法・予定されている法改正を反映した最新版。

Ref:

(2025.01.30 update)