School Library JournalがBest Books 2024を発表

【2025-010】

2024年11月19日(火)から25日(月)にかけて、米国の学校図書館向け雑誌School Library Journal(SLJ)は、2024年の Best Books を部門別に発表した。リストでは以下が紹介されている。今回初めて「漫画」部門が設けられた。

  • 「絵本」(Picture Books) 25冊
  • 「低学年向け」(Transitional Books) 12冊
  • 「中・高学年向け」(Middle Grade) 26冊
  • 「ヤングアダルト」(Young Adult) 25冊
  • 「詩」(Poetry) 11冊
  • 「小学生向けノンフィクション」(Nonfiction/Elementary) 17冊
  • 「中高生向けノンフィクション」(Nonfiction/Middle to High School) 31冊
  • 「グラフィックノベル(文学性の高い長編漫画作品)」(Graphic Novels) 25冊
  • 「漫画」(Manga) 22冊

「絵本」のカテゴリーには、”Daniel Finds a Poem”(邦訳『詩って なあに?』)と “Daniel's Good Day”(邦訳『いい一日ってなあに?』)の続刊である “What’ s New, Daniel?”、「中・高学年向け」には、2024年全米図書賞児童文学部門受賞作 “Kareem Between”、「小学生向けノンフィクション」には、世界で初めて女性としてエベレスト登頂に成功した田部井淳子の伝記絵本 ”Up, Up, Ever Up! Junko Tabei: A Life in the Mountains”、「グラフィックノベル」には、東京に留学する日系米国人の少女が主人公の “Halfway There: A Graphic Memoir of Self-Discovery” や、戦時中、日本を訪ねているときに真珠湾攻撃が起き、ハワイに帰れなくなってしまった日系米国人の少女の姿を描いた “Pearl” 等が選ばれた。

「漫画」には、手塚治虫の作品をリメイクした “Unico: Awakening”(原作『ユニコ』)のほか、日本原作の作品も多数選ばれている。

ブックリストはSLJのウェブサイトから閲覧できる。

Ref:

(2025.01.30 update)