子どもおよび若者の読書に関する報告書(英国)

【2025-011】

2024年10月24日(木)、英国においてリテラシーの改善運動を実施している団体National Literacy Trust(NLT)が、2024年の英国の子どもおよび若者の読書に関する報告書“Children and young people’s reading in 2024”を公開した。同報告書は、NLTが行った年次調査のうち5歳から18歳までの子どもと若者からの76,131件の回答に基づき作成された。主な調査結果は以下のとおり。

  • 読書を楽しんでいるか

8歳から18歳の子どもや若者のうち、「余暇に読書を楽しんでいる」と答えたのは3人に1人(34.6%)で、2005年に調査を始めて以来、最低値となった。また、「学校で読書を楽しんでいる(40.5%)」との回答のほうが、わずかに上回った。

  • 読書の頻度

8歳から18歳の子どもや若者のうち、「毎日余暇に読書をする」と答えたのは5人に1人(20.5%)で、2005年に調査を始めて以来、最低値となった。

  • 読解力との関係

8歳から14歳の子どもや若者の場合、読書を楽しんでいると答えた者は読書を楽しんでいない者よりも、読解力のスコアが高かった。また、毎日読書する者は、毎日読書をしない者よりも読解力のスコアが高かった。

Ref:

(2025.02.09 update)