第6回「親子で読んでほしい絵本大賞」

【2025-042】

2025年3月、JPIC読書アドバイザークラブ(JRAC)は、第6回「親子で読んでほしい絵本大賞」の入賞作品を発表した。

同賞は、一般財団法人出版文化産業振興財団(JPIC)の季刊誌『この本読んで!』で過去1年間に紹介された新刊絵本400冊の中からJRAC会員によって選出される。今回は大賞を含め11作品が入賞した。

JRACのウェブサイトでは、入賞した全11作品の全ての書影と紹介文を閲覧できる。

授賞作品(上位3作品)

1位(大賞)

「ぼくのおかあさん」2ねん1くみ すぎしたげんき
川之上英子・健 文、大島妙子 絵、アリス館、2024年、ISBN:978-4-7520-1095-1

授業参観でお母さんについての作文を読み上げるげんきくん。お母さんが到着するまでの間に、お母さんの特技やこわいところなど、日常のエピソードを作文で紹介する。

2位

あける
はらぺこめがね 作、佼成出版社、2023年、ISBN:978-4-333-02904-4

お弁当やどんぶり、土鍋など、蓋がしまっていて中身がわからない食べものを「あける」ことに着目した絵本。ページをめくると中身が登場し、「あける」ことのわくわくを疑似体験できる。京都精華大学の卒業生らによるイラストユニット「はらぺこめがね」の作品は、本作以外にも『かける』『あげる』などのシリーズがある。

3位

わすれていいから
大森裕子 作、KADOKAWA、2024年、ISBN:978-4-04-113444-3

生まれたころから一緒にいる猫と子ども。いつも二人隅っこでくっついて過ごしていた。しかし子どもは成長し、二人の時間は少しずつ減っていく。

Ref:

(2025.06.18 update)