「こども図書館船 ほんのもり号」が運航開始

【2025-049】

2025年4月24日(木)、香川県高松市で、瀬戸内海の島々を巡り子どもたちに本と体験を届ける「こども図書館船 ほんのもり号」が運航開始した。同船は、瀬戸内海で旅客船として活躍していた船を建築家の安藤忠雄氏が改造し、香川県に寄贈したものである。蔵書数は約2,000冊あり、「せとうちといのち」「せとうちとせかい」など、5つのテーマに合わせて選書されている。

入館料は無料、利用は子どもが優先で、船の利用方法は図書の閲覧やイベント、ミニクルーズなど寄港日の企画によって異なる。運航情報等は「こども図書館船 ほんのもり号」ウェブサイトから確認することができる。

「こども図書館 ほんのもり号」は、「こども本の森」にちなんで命名された。「こども本の森」は、子どもたちに本の楽しさを知ってもらおうと始まった、安藤忠雄氏によるプロジェクトである。これまでに「こども本の森 中之島」「こども本の森 遠野」「こども本の森 神戸」「こども本の森 熊本」、2025年7月には「こども本の森 松山」の計5か所が開館している。また、2026年夏頃には札幌市にも開館予定である。

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(2025.07.30 update)