子どもの読書傾向に関する調査 “What Kids Are Reading”2025年版(米国)
【2025-061】
学校向けの教育ソフト販売などを手がける米国の Renaissance Learning社は、米国内の幼稚園から高校までの約21,000校の児童・生徒約500万人を対象に行った子どもの読書傾向に関する調査 “What Kids Are Reading 2025 edition” の結果を発表した。調査結果の概要は以下のとおりである。
- 一日15分間の読書により、触れる言葉の数が増え、読解力が向上する。
- 一日15分間以上、読書をする児童・生徒は、6~8歳(Grades K–2)では48%、9~11歳(Grades 3–5)では54%、12~14歳(Grades 6–8)では40%、15~18歳(Grades 9–12)では20%だった。
- 9~11歳(Grades 3–5)は他の年齢層に比べグラフィックノベルを読む生徒が多く、66%を占めている。
- 6~14歳までの児童・生徒は、一日平均15分以上読書をしているのに対し、15歳以上になると一日9分程度にとどまる。
調査結果を示した報告書には、各学年によく読まれた本とともに、多様性が描かれていたり共感を育んだりできるような本、スペイン語圏の文化や言語が反映された本や子どもたちに話題の新しい本などが学年別に紹介されている。
Ref:
- Renaissance > What Kids Are Reading
https://www.renaissance.com/resources/what-kids-are-reading/?utm_medium=web
(2025.08.17 update)