東日本大震災 復興のための支援

※2011年3月11日の東日本大震災を受け、国際子ども図書館では、東日本大震災で被災した地域とその周辺の学校に学校図書館セット貸出しを貸し出すために、現地の教育委員会との調整を行い、2011年度から特例措置(往復送料無料での貸出し、貸出校決定の抽選における優先的扱い)を伴う貸し出しを行ってきました。この措置は2017年3月で終了しましたが、実施状況は以下の通りです。

2016年度「学校図書館セット貸出し」東日本大震災復興支援のご報告

2016年度の貸出しについても、東日本大震災で被災した地域のうち、岩手県・宮城県・福島県・茨城県の学校に対して、特例措置を行いました。2016年度は、被災地の学校48校(岩手県1校・宮城県11校・福島県11校・茨城県25校)にご利用いただきました。

2015年度「学校図書館セット貸出し」東日本大震災復興支援のご報告

2015年度の貸出しについても、東日本大震災で被災した地域のうち、岩手県・宮城県・福島県・茨城県の学校に対して、特例措置を行いました。2015年度は、被災地の学校49校(岩手県4校・宮城県9校・福島県14校・茨城県22校)にご利用いただきました。

2014年度「学校図書館セット貸出し」東日本大震災復興支援のご報告

2014年度の貸出しについても、東日本大震災で被災した地域のうち、岩手県・宮城県・福島県・茨城県の学校に対して、特例措置を行いました。2014年度は、被災地の学校56校(岩手県11校・宮城県17校・福島県6校・茨城県22校)にご利用いただきました。

2013年度「学校図書館セット貸出し」東日本大震災復興支援のご報告

2013年度の貸出しについても、東日本大震災で被災した地域のうち、岩手県・宮城県・福島県・茨城県の学校に対して、特例措置を行いました。2013年度は、被災地の学校64校(岩手県6校・宮城県17校・福島県15校・茨城県26校)にご利用いただきました。

2012年度「学校図書館セット貸出し」東日本大震災復興支援のご報告

2011年度に続き2012年度の貸出しについても、東日本大震災で被災した地域のうち、岩手県・宮城県・福島県・茨城県の学校に対して、特例措置を行いました。特例措置が適用された学校に対しては、貸出可能数を上回る予約申込みがあった場合の貸出校決定の抽選において優先的に扱うとともに、往復送料を当館が負担しました。
2012年度は、被災地の学校84校(岩手県14校・宮城県26校・福島県11校・茨城県33校)にご利用いただきました。

利用校の様子

福島県相馬市立八幡小学校
茨城県日立市立油縄子小学校

2012年度利用校の感想

【岩手】学校にはない本が多くよかったです。内容も地理や文化、民話等、さまざまな分野のものがあり、子どもたちのニーズに応じることができました。ありがとうございました。
【岩手】地方からの急な応募にも迅速に対応していただき嬉しかった。
【宮城】貸出していただきありがとうございました。被災し、図書室の整備もなかなか思うようにいかない中、学習に必要な図書資料をお借りできたことは、子どもたちの学習に大いに役立ちました。
【宮城】送料への配慮をいただきありがとうございました。校内の図書資料として揃えるには高額で、使用回数等を考えるとなかなか選べないような本をお借りすることができ、先生方からも好評でした。子どもたちにとっても、普段目にすることの少ない外国語や外国についての資料を手にすることができ、何よりの収穫だったようです。
【福島】初めて事業を知りました。児童に役立つ本ばかりで次年度も申し込みをしたいと思っています。また、被災地は送料無料となっていることに感謝しております。
【福島】このようなサービスがあることを初めて知り、利用させていただきました。学校図書館にはないものばかりで、子どもたちは意欲的に手に取っていました。
【福島】社会科の要望で貸出希望を出しました。学校図書館ではなかなかこのような広い視点でのセットは組みにくいので大変すばらしいと思います。ありがとうございました。
【茨城】外国の児童図書や外国についての図書に触れる機会はほとんどなく、児童にとって貴重な経験でした。
【茨城】良書のセットを貸出していただき感謝いたします。今後の図書購入の際の選書にも参考にさせていただきます。

2011年度「学校図書館セット貸出し」東日本大震災復興支援のご報告

2011年度の貸出しについては、東日本大震災で被災した地域のうち、岩手県・宮城県・福島県・茨城県(※)の学校に対して、特例措置を行いました。特例措置が適用された学校に対しては、貸出可能数を上回る予約申込みがあった場合の貸出校決定の抽選において優先的に扱うとともに、往復送料を当館が負担しました。
2011年度は被災地の学校68校(岩手県9校・宮城県28校・福島県1校・茨城県30校)にご利用いただきました。

(※)県教育委員会への問い合わせ等により、特例措置のニーズがあると見込まれ、また特例扱いとすることが適当と判断された4県を対象としました。

「学校図書館セット貸出し」を被災地やその周辺の学校に貸し出しました

応募があった学校すべてに貸し出すことができました。被災地の学校には、国際子ども図書館に来館した子どもたちからのメッセージを同封しました。

メッセージ募集

来館した子どもたちからメッセージを募集しました。

セット貸出し送付

被災地にはメッセージも箱に詰めて送りました。

2011年度利用校の感想

【岩手】外国の本を手に取る機会はなかなかないので、良い体験だったと思います。しっかり読まなくても、パラパラめくるだけでも新鮮ですね。今回は絵本を中心に中身まで楽しむことが出来ました。ありがとうございました。
【岩手】送料負担していただいたのが、とても有難かったです。
【宮城】学校の予算が限られているので、今回は返却も無償になり、とても助かりました。お蔭様で、10人に満た ない全校児童が喜んで本を読んだり、読み聞かせを静かに聞いたり有意義な日々を過ごすことが出来ました。地震にびくびくする日が続いていますが、子ども達 もだいぶ元気になりました。
【宮城】子ども達はとても楽しく読ませていただきました。本校校庭に建てられたプレハブ校舎に引っ越し、少しずつ慣れてきたところです。図書コーナーは教室半分ほどのスペースですが、毎日子ども達が訪れては本に親しんでいます。
【福島】本校は今回の災害は比較的被害はありませんでした。しかし、外に出て思いっきり遊ぶことが出来ず、校内 で過ごすことが多い中で、大変良かったと思います。本校は山間部にある小さな学校で図書館といった教室はなく、空き教室と廊下に書架を設置し、読書活動を 行っている次第です。毎年図書は購入していますが、お借りしたような「外国」を感じさせる本は少なかったので、今回は大変興味深く読んでいました。
【茨城】震災のため近くの公共図書館は開館が遅れて利用できない状況です。そんな中「東京から貸し出された本」 というのは子ども達にとっても魅力的だったようで、図書館に置いてある他の本よりも手に取っていました。また次回利用させていただきます。ありがとうござ いました。
【茨城】蔵書数も少ない小規模校では、お借りしたいと常々思っていますが、送料がネックでなかなか申込みが出来ませんでした。また、このような機会があればぜひ利用させていただきたいと思います。
問い合わせ先

国立国会図書館国際子ども図書館 児童サービス課 児童サービス企画係

〒110-0007 東京都台東区上野公園 12-49
電話:03-3827-2065 FAX:03-3827-2043
※電話でのお問い合わせは、9時30分~17時にお願いします。(休館日を除く)

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