児童文学連続講座

全国の各種図書館等で児童サービスに従事する図書館員等の幅広い知識のかん養に資することを目的として、平成16年度から児童文学連続講座を開催しています。

令和4年度児童文学連続講座のご案内

※9月28日追記:申込受付を開始しました。申込みに関する部分につき、開催要項を差し替え、マニュアルを新たに掲載しました。お手数ではございますが、再度のご確認をお願いいたします。

総合テーマ「子どもに本を手渡す―児童文学基礎講座」

コロナ禍や世界各地の紛争によって、子どもたちも貧困や格差、差別といった大きな問題にさらされています。多くの情報がひっきりなしに流れてきますから、メディアをとおして、そのような問題に触れることも多いでしょう。だからこそ、私たちは本を手渡したいと思います。本は、紙の手触りを感じながらページをめくり、自分のペースで読むものです。じっくり考えながら新しい世界に触れることも、ゆったり楽しんで心を開放することもできるからです。

今年度は「子どもに本を手渡す―児童文学基礎講座」と題して、子どもに本を手渡す大人が知っておきたい、子どもの本の現状を幅広くご紹介します。まず、社会状況のなかで子どもの本がどうなっているのか、概観するための総論をおきました。それから各論として、日本の児童文学、英米の児童文学、絵本の現在について、それぞれの歴史もふまえてお話しします。このほか、国際子ども図書館のサービスについても併せてご紹介します。この講座をとおして、いま、どのような視点で本を選び、どのようにして子どもたちに手渡せばよいのか、みなさんと考えていきたいと思います。

監修 藤本 恵(武蔵野大学文学部教授、国立国会図書館客員調査員)

開催概要

総合テーマ 「子どもに本を手渡す―児童文学基礎講座」
形式 オンライン同時配信形式(Cisco Webex Eventsを使用)
日程 令和4年11月28日(月)、29日(火)
令和4年12月から令和5年3月31日(金)まで、講義録画の配信も行います。
参加費 無料
申込・視聴方法
令和4年11月28日(月)、29日(火)のオンライン同時配信については、以下の登録フォームからお申込みください。
なお、講義録画の後日配信については、上記とは別に申込受付をいたします。詳細は、講座終了後にこのページでご案内いたします。
接続テスト
お申込みされた方に対して、事前に接続テストを行います。
詳細は、後日、お申込みされた方にご案内いたします。
なお、以下のサイトからも接続テストを実施できます。お申込み前にご確認されたい方はご利用ください(手順や画面は研修当日と異なる可能性があります)。
備考 修了証書の交付は行いません。

※詳細は変更になることがあります。

講義内容

※各講義のレジュメ・資料リストは動画配信の1週間前までにこのページに掲載します。各自ダウンロードのうえ、受講をお願いいたします。

講義1「子どもの本の現在(いま)―何をいかに選ぶか」

令和4年11月28日(月)10時~11時30分
土居 安子(大阪国際児童文学振興財団理事・総括専門員)

現在、私たちの社会は、新型コロナウイルスなどの病気、地球環境、戦争など、さまざまな問題を抱えています。また、メディアの状況もコミュニケーションのありようも大きく変化しています。このような中でいかなる子どもの本が出版され、私たちはどんな視点をもって子どもの本を選ぶべきなのでしょうか。具体例を示しながら考えたいと思います。

講義2「日本児童文学の現在―サステナブルに生きさせられる子ども」

令和4年11月28日(月)13時~14時30分
藤本 恵(武蔵野大学教授、国立国会図書館客員調査員)

日本の児童文学が、社会の状況やそのなかで生きる子どもを描けるようになったのは1960年代からだ、と言われてきました。それから半世紀を経て、児童文学に描かれつつあるのはどのような問題なのか、そのなかで子どもたちがどのようにふるまっているのか捉えながら、いまを生きる子どもたちとのつなぎ方を考えてみたいと思います。

講義3「国際子ども図書館のサービス紹介」

令和4年11月28日(月)15時~15時40分
国立国会図書館国際子ども図書館職員

国際子ども図書館は「子どもの本は世界をつなぎ、未来を拓く!」の理念を実現するという使命のもと、さまざまな取り組みを行っています。子どもたちや、子どもたちに本を手渡す役目を担う方たちに向けた各種サービスをご紹介します。

講義4「海外児童文学の現在―「人種・民族」「階級・階層」「ジェンダー」から考える子どもの本」

令和4年11月29日(火)10時~11時30分
水間 千恵(白百合女子大学教授)

国際社会が、一致団結して目指すべきものとして「持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)」を掲げて以来、「多様性」という概念にあらためて注目が集まっています。本講義では、現代児童文学における「多様性」を、3つの重要キーワードに照らして考えていきたいと思っています。

講義5「絵本の現在―普遍性と現代性を考える」

令和4年11月29日(火)13時~14時30分
今田 由香(日本女子大学准教授)

ロングセラーとなった絵本の多くは、普遍的な魅力を備えています。しかし、現代の読者にとっては古い内容や表現が含まれていることもあります。新しい絵本は、現代の意識や最新の知見を反映して作られますが、未来の読者も必要とする作品になっているでしょうか。普遍性と現代性という観点から、絵本と出版や読書について考えます。

各回の概要と講義録

過去の児童文学連続講座の講義録は、印刷版として刊行するとともに、国際子ども図書館ホームページにもPDFファイルで掲載していますので、ご利用ください。

過去の児童文学連続講座の概要と講義録は以下のページからご覧いただけます。

お問い合わせ先

国立国会図書館国際子ども図書館 企画協力課協力係
メールアドレス:kenshuアットマークケーオーディーオーエムオーピリオドジーオーピリオドジェーピー
電話:03-3827-2053(開館日の9時30分~17時)

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