「科学道100冊 傑作選」 発表

【2024-008】

2023年11月30日(木)、国立研究開発法人理化学研究所(理研)および株式会社編集工学研究所は、「科学道100冊 傑作選」を発表した。

「科学道100冊」は、両研究所による組織「科学道100冊委員会」が、中学生・高校生を中心とした幅広い層に対して、書籍を通じて科学者の生き方や考え方、科学の多様な魅力を届けるため、よりすぐりの100冊を紹介するプロジェクトで、2017年に立ち上げられ、2019年からは毎年行われている。

「科学道100冊 傑作選」は、これまでの「科学道100冊」シリーズの6企画(「科学道100冊」2017、2019-22、および「科学道100冊」ジュニア)で発表されてきた計450冊の中から、「時代を経ても古びない良書100冊」を選書したものである。科学者の生き方や想像力に触れられる本から、宇宙、動物、脳科学、数学など各分野の名著や、人工知能、火星移住、遺伝子操作などまで、多様な入口から科学の楽しさを伝える本が選出されている。専門書だけでなく、絵本や漫画、エッセイ、図鑑、SF小説なども取り上げられており、例えば、ヨシタケシンスケ氏の『ぼくのニセモノをつくるには』が「『情報としての自分』の複雑さに気付く発想絵本」として紹介されている。

「科学道100冊傑作選 ラインナップ一覧」ページでは、100冊全ての書影、紹介文を閲覧でき、研究者の推薦コメントが記載されているものもある。また、ISBN入りのタイトルリスト(Excel)をダウンロードすることもできる。

なお、「科学道100冊委員会」は、傑作選のフェアを開催したい図書館・教育機関・各種団体を募集しており、参加団体には掲示用の書棚ツール一式が無償で提供される。

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(2024.01.29 update)