第44回巖谷小波文芸賞受賞決定

【2024-010】

2023年12月14日(木)、公益財団法人日本青少年文化センターは、第44回巖谷小波文芸賞の受賞者を発表した。この賞は、日本ではじめての創作童話となる「黄金丸」の著者であり、再話や翻訳等においても活躍した巖谷小波の業績を記念して制定された。巖谷小波の遺志を現在の形で継承する人および団体を対象とする。今回の選考委員は、巖谷國士氏、さくまゆみこ氏、野上暁氏、百々佑利子氏が務めた。

受賞者(一覧)

第44回巖谷小波文芸賞

長倉洋海
写真家。アフガニスタンの学校への支援や、自分の経験を次世代に伝える釧路での活動も続けながら、『元気? 世界の子どもたちへ』、「ともだち みつけた!」シリーズなどの写真絵本や著作で、世界各地の子どもの様子を日本の子どもに伝える活動に力を注いできた功績が評価され、受賞につながった。

第44回巖谷小波文芸賞 特別賞

公益財団法人 東京都慰霊協会(復興記念館)
2023年の関東大震災100周年を記念して、巖谷小波の戯曲「震災記念おとぎ歌舞伎『えんま裁判 なまずの髭抜』」(1924年上演)をアニメーション映画化した。この企画と作品が優れたものとして評価された。

Ref:

(2024.02.09 update)