2020年国際子どもの本の日(4月2日)

【2020-045】

国際児童図書評議会(International Board on Books for Young People: IBBY)は、デンマークの童話作家ハンス・クリスチャン・アンデルセンの誕生日である4月2日を「国際子どもの本の日」(International Children’ s Book Day)と定め、世界各地で様々なイベントを開催し、読書推進および子どもの本への関心を呼びかけている。1967年からは、IBBY加盟国が毎年順番にポスターとメッセージを作成し、世界の子どもたちに届けている。

2020年は、スロベニア支部が担当し、スロベニアの国際アンデルセン賞作家賞候補のペテル・スヴェティーナ(Peter Svetina)と、同じく画家賞候補のダミャン・ステパンチチ(Damijan Stepančič)によるメッセージとポスターが公開された。スヴェティーナは、“A Hunger for Words”(言葉に飢えるということ)と題したメッセージの中で、「詩や物語の言葉は、食べ物です。胃袋を満たし、体を養う食べ物ではありません。心を満たし、魂を養う食べ物なのです」と語っている。

IBBY日本支部である日本児童図書評議会(Japanese Board on Books for Young People: JBBY)によって翻訳されたメッセージとポスターは、JBBYのウェブサイトで閲覧できるほか、全国の公立図書館等に配布される。

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(2020.03.24 update)