オーストラリア、5代目「子どものためのローリエット」(Children’s Laureate)はウルスラ・デュボサルスキー(Ursula Dubosarsky)に決定

【2020-048】

2020年2月13日、オーストラリアの「子どものためのローリエット」(Children’s Laureate)の5代目が、ウルスラ・デュボサルスキー(Ursula Dubosarsky)に決定したと、オーストラリア子どものためのローリエット基金(Australian Children’s Laureate Foundation: ACLF)が発表した。「子どものためのローリエット」は、英国王室から任命される名誉職「桂冠詩人」(Poet Laureate)に倣い、子どもの本の優れた作家・画家に与えられる称号として、英国で始まった。オーストラリアの「子どものためのローリエット」は、若者にとって読書や創造性、物語が重要だと訴えることを目的として創設された。

2020年から2年間活動するデュボサルスキーは、中学以降本を読まなくなる子どもが増えるが、読書は人生の習慣にすべきだとして、「自分の人生のために本を読もう」(Read For Your Life)をテーマに掲げた。

デュボサルスキーはこれまでに60冊以上の児童書やヤングアダルト作品を手掛け、14か国語に翻訳されている。2011年に “The Return of the Word Spy” でオーストラリア児童図書賞ノンフィクション部門を受賞した。またオーストラリア国立図書館の創設50周年に際し、絵本 “Midnight at the Library” を制作した。

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(2020.03.24 update)