「世界のバリアフリー児童図書―IBBYによる2019年選定図書」

【2020-066】

国際児童図書評議会(International Board on Books for Young People: IBBY)が隔年で発行する「IBBY選定バリアフリー児童図書」(IBBY Selection of Outstanding Books for Young People with Disabilities)の2019年度日本語版『世界のバリアフリー児童図書―IBBYによる2019年選定図書』が、IBBY日本支部である日本国際児童図書評議会(JBBY)より発行された。

「IBBY 選定バリアフリー児童図書」は、障害のある子どもたちも豊かな読書体験ができるよう、IBBYが隔年で各国支部から障害児の読書に配慮した本や障害を理解するための本の推薦を募り、その中から特に優れた数十冊が選ばれ、掲載されているリストである。

Specialized formats(特別なニーズに応えるためフォーマットに特別な配慮がされた図書)、Universal Access(市販されている図書のうち、特別なフォーマットではないが誰にでも分かりやすく、多様な年齢や能力の度合いに対応できる図書)、Portrayals of Disability(市販されている絵本や小説(創作)のうち、障害のある子どもやおとなについて描かれている図書)の3つのカテゴリーがあり、2019年は、20か国の40タイトルが選ばれた。

日本の本は、『布の絵本 モグモグぱっくん』(手のひらの会、2008年)、『夏がきた』(羽尻利門 作、あすなろ書房、2017年、ISBN:978-4-7515-2830-3、当館請求記号:Y17-N17-L550)、『このあいだになにがあった?』(佐藤雅彦・ユーフラテス 作、福音館書店、2017年、ISBN:978-4-8340-8336-1、当館請求記号:Y17-N17-L415)の3冊が掲載されている。

Ref:

(2020.05.12 update)