2021年BIB賞の受賞作品決定

【2021-126】

2021年10月15日(金)、ブラチスラバ世界絵本原画展賞が発表された。日本の応募作品からは、しおたにまみこ氏の『たまごのはなし』(2021年、ブロンズ新社)が「金牌」を受賞した。

スロバキアのブラチスバで隔年に開催されるブラチスラバ世界絵本原画展(Biennial of Illustrations Bratislava: BIB)は、世界最大規模の絵本原画展として知られる。第28回となる本年は、2021年10月15日(金)から2022年1月9日(日)まで開催される。2019年(第27回)BIB賞グランプリ受賞者の Hassan Mousavi、2020年国際アンデルセン賞画家賞受賞者のAlbertine(アルベルティーヌ、アルバータインと表記する場合もある)の原画や、2020年国際アンデルセン賞作家賞受賞者の Jacqueline Woodson(ジャクリーン・ウッドソン)の作品の展示などが行われている。コロナ禍の中、予定されていたシンポジウム「子どもと若者のための今日の絵本における漫画(創作と発見の手法)」は中止となったが、寄せられた原稿は例年通りまとめられ、オンラインでも公開される。

BIB展はすでに刊行されている絵本の原画のコンクールとして、1967年に創設された。国際児童図書評議会(IBBY)またはユネスコの各国支部を通じて、一か国から最大15名まで応募できる。日本では、日本国際児童図書評議会(JBBY)が、絵本研究家、評論家、学芸員などによる国内選考会を行って応募作を決定している。その後、国際審査員による選考会を経て、「グランプリ」(Grand Prix)1名、「金のりんご賞」(BIB Golden Apple / Zlaté jablko BIB)5名、「金牌」(BIB Plaque / Plaketa BIB)5名等が選ばれる。

受賞作品一覧

グランプリ(Grand Prix)

Mixed Feelings(スペイン)
Elena Odriozola(エレナ・オドリオソラ、オドリオゾーラと表記する場合もある)

金のりんご賞(BIB Golden Apple)

Tomorrow Will Be a Sunny Day(韓国)
Myung Ae Lee(イ・ミョンエ)
The Sea(メキシコ)
Amanda Mijangos, Armando Fonseca, Juan Palomino
The First Snow(フランス)
Sylvie Bello
To the North, Our Earth Breathes(ロシア)
Anna & Varvara Kendel
Poetry and Painting Collection, Story of Grandma´s Snowflower(中国)
Chao Zhang

金牌(BIB Plaque)

You Are an Explorer(イラン)
Ghazal Fatollahi
たまごのはなし(日本)
しおたにまみこ
Phoenix(イラン)
Mohammad Barangi Fashtami
Quill Soup(南アフリカ)
Dale Blankenaar
The Howling(メキシコ)
Armando Fonseca

出版奨励賞(Honorary Mention for Publisher)

Ludwig van Beethoven(チェコ)
Verzone
The First Snow(イタリア)
Topipittori
Lost Landscapes(スペイン)
Zahori books

子ども審査員賞(BIB Children’s Jury Award)

Fabienne Delacroix(フランス)

ブラティスラヴァ市長賞(Award of the Mayor of the Capital City Bratislava)

Zuzana Bočkayová Bruncková(スロバキア)

Poštová banka Award(Poštná banka Award)

Jana Kiselová – Siteková(スロバキア)

Ref:

(2021.11.11 update)