第5回「親子で読んでほしい絵本大賞」

【2024-041】

2024年3月、JPIC読書アドバイザークラブ(JRAC)は、第5回「親子で読んでほしい絵本大賞」の入賞作品を発表した。

同賞は、一般財団法人出版文化産業振興財団(JPIC)の季刊誌『この本読んで!』で過去1年間に紹介された新刊絵本400冊の中からJRAC会員によって選出される。今回は大賞を含め11作品が入賞した。

JRACのウェブサイトでは、入賞した全11作品の全ての書影と紹介文を閲覧できる。

授賞作品(上位3作品)

1位(大賞)

ねことことり
たてのひろし 作、なかの真実 絵、世界文化社、2022年、ISBN:978-4-418-22806-5

「ねこ」の仕事はこぶしの小枝を束ねること。ある日、困り果てた様子の「ことり」に小枝を分けてほしいと頼まれ、一日に一本ずつ分けてあげることに。

2位

まよなかのゆうえんち
ギデオン・ステラー 作、マリアキアラ・ディ・ジョルジョ 絵、BL出版、2022年、ISBN:978-4-7764-1066-9

森に、はなやかな移動遊園地がやってきた。人間たちが帰り、しずまりかえった真夜中、動物たちが姿を見せる。ケイト・グリーナウェイ賞(2023年よりカーネギー画家賞に名称変更)のショートリストから、子どもたちの投票によって決められるShadowers’ Choice Award 2022を受賞した、文字なし絵本。

3位

ようかいサッカー
聞かせ屋。けいたろう ぶん、ひろかわさえこ え、ポプラ社、2023年、ISBN:978-4-591-17828-7

ひとつめこぞうと個性豊かな妖怪たちによる、びっくりプレー連発の「ようかいサッカー」。

Ref:

(2024.05.15 update)