「こども本の森 熊本」が開館
【2024-043】
2024年4月8日(月)、熊本県立図書館南側に、子ども向け図書施設「こども本の森 熊本」が開館した。同施設は、建築家の安藤忠雄氏が、未来を担う子どもたちの感性や想像力を育むため、そして熊本地震からの復興を応援したいとの思いから設計・建築し、寄贈したものである。入館料は無料で、館内の混雑を緩和し、子どもたちが本と向き合える環境を確保するため、各回定員50名(事前予約枠30名、予約なし枠20名)の完全入れ替え制を導入している。
「こども本の森 熊本」では、さまざまなジャンルの書籍が、10のテーマに分けて並べられている。書籍は館内で閲覧できるほか、1人につき1冊まで、館外に持ち出して外での読書も可能である。
「こども本の森」は、活字離れが進む子どもたちに、本の楽しさ、豊かさを知ってもらおうと始まった、安藤忠雄氏によるプロジェクトである。全国に「こども本の森 中之島」「こども本の森 遠野」「こども本の森 神戸」の3か所があり、熊本県の同施設は4か所目となる。また、2025年夏頃に松山市、2026年夏頃には、札幌にも開館予定である。
Ref:
- こども本の森 熊本
https://kodomohonnomori.kumamoto.jp/ - 札幌市、北海道大学・安藤忠雄建築研究所と「(仮称)こども本の森」に関する基本合意書を締結:2026年夏頃に開館予定(カレントアウェアネス-R, 2023.11.13)
https://current.ndl.go.jp/car/195273 - 「こども本の森 中之島」が開館【2020-098】
https://www.kodomo.go.jp/info/child/2020/2020-098.html
(2024.05.15 update)