第56回講談社絵本賞発表

【2025-046】

2025年4月23日(水)、講談社は、第56回講談社絵本賞の受賞作品を発表した。今回の選考委員は、きむらゆういち氏、高畠純氏、武田美穂氏、土居安子氏、松成真理子氏が務めた。

受賞作品

クジラがしんだら
江口絵理 文、かわさきしゅんいち 絵、藤原義弘 監修、童心社、2024年、ISBN:978-4-494-01599-3

何十年ものながい一生を終えたクジラは、やがて深海へと沈んでいく。そこでクジラはえさに飢えたさまざまな生物たちの食糧となり、長ければ100年ものあいだ生物たちの命を支え続けていく。厳しい深海の世界に生きる生物たちが、命をつなぎ続ける物語。

ゆきのこえ
おーなり由子 文、はたこうしろう 絵、講談社、2024年、ISBN:978-4-06-537471-9

朝、男の子が窓を開けると、そこは一面の雪景色だった。さっそく外に出て長靴で雪を踏みしめてみると、「くすす、くすす、きゅっ、きゅっ……」、まるで雪が笑っているような声が聞こえてくる。目や耳、触覚など、全身で雪の世界のたのしさを満喫する物語。

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(2025.06.27 update)