第70回学校読書調査(2025年)
【2026-010】
全国学校図書館協議会(全国SLA)は、2025年6月に実施した第70回学校読書調査の結果を公表した。調査結果の一部を以下に紹介する。
第70回調査は、2025年6月第1・2週に全国の小学生(4~6年生)3,354人、中学生(1~3年生)4,440人、高校生(1~3年生)4,238人を対象に実施された。調査項目は定例のものと、年ごとに特設されるものがあり、定例の項目は「5月1か月間に読んだ本の冊数」「5月1か月間に読んだ雑誌の冊数」「今の学年になってから読んだ本の書名」である。また、今回特設された項目としては、「分からないことを調べるとき、何で調べるか」「PC、スマホ、タブレットで調べた内容が正しいかどうか確かめているか」「本の話をするかなど本のことについて」がある。
5月1か月間の平均読書冊数は、小学生は12.1冊(前回比-1.7冊)、中学生は3.9冊(前回比-0.2冊)、高校生は1.4冊(前回比-0.3冊)となった。昨年過去最高値となった小学生が、今回はコロナ禍であった2021年の値(12.7冊)を下回る結果となった。中高生は、2023年を最高値として、前回に引き続き減少している。
5月1か月間に読んだ本が0冊である「不読者」の割合は、小学生は9.6%(前回比+1.1ポイント)、中学生は24.2%(前回比+0.8ポイント)、高校生は55.7%(前回比+7.4ポイント)となり、すべての校種で増加した。小学生は2003年以降で初めて9%を超え、中学生も2005年の24.6%に迫る水準となるなど、「読書離れ」の傾向が強かった2000年代の値に近づく結果となった。
「第70回学校読書調査」全項目の結果と分析は、全国SLAの機関誌『学校図書館』2025年11月号に掲載されている。
参考 :
全国学校図書館協議会 > 学校図書館に役立つ情報 > 調査結果 > 「学校読書調査」の結果
https://www.j-sla.or.jp/material/research/dokusyotyousa.html
全国SLA研究調査部「第70回学校読書調査報告」『学校図書館』2025年11月号(通号901)当館請求記号:Z21-148
(2026.2.19 update)