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ミュンヘン国際児童図書館がエリック・カール絵本美術館カール賞架け橋賞を受賞

【2026-038】

2026年4月8日、ミュンヘン国際児童図書館(Stiftung Internationale Jugendbibliothek / International Youth Library Foundation)が、2026年カール賞(Carle Honors)の架け橋賞(Bridge)を受賞したことを発表した。

同賞は、絵本作家エリック・カールが米国マサチューセッツ州に設立したエリック・カール絵本美術館によって、2006年に創設された。毎年、児童文学評論家のレナード・S・マーカスを議長とする委員会の審査を経て、絵本を通して子どもの読書文化に貢献した者や団体に以下の5賞が贈られる。

  • アーティスト賞(Artist):絵本の分野において長年の功績が認められる者

  • エンジェル賞(Angel):絵本の展覧会や教育プログラムの実現に多大な支援により貢献した者

  • 架け橋賞(Bridge):他分野での活動を通して、絵本芸術をより広く伝えるための素晴らしい方法を見出した者や団体

  • メンター賞(Mentor):絵本の芸術性を支える編集者、デザイナー、教育者

  • インスピレーション賞(Inspiration):絵本芸術活動を通じて、世界を新たな視点で見る機会を与えた者

1949年に創設されたミュンヘン国際児童図書館は、世界最大の児童図書館である。子どもの本は社会や国の文化的な生活に欠かせないものであり、保存、記録、共有されなければならないという使命のもと、展示、作家によるイベント、ワークショップ、パネルディスカッション、国際的な文学フェスティバルなどを行うほか、様々な国の研究者が同館で学ぶ奨学金研究生制度も提供している。

受賞にあたり同館のクリスチアーネ・ラーベ館長は、「エリック・カールは子どもの本を通してさまざまな壁を越え、希望を届けようとした。ナチス政権下のドイツで子ども時代を送ったカールは、1952年、アメリカへと渡りあたたかく迎えられた。そして、色鮮やかで明るく楽しいコラージュの作品を生みだし、“おそろしい体験をした自分の中の子どもを癒やす” 自由を見つけた。絵本や子どもの本が持つ前向きな力への信念こそ、当館の活動を支えるものだ」とコメントした。

同賞は、過去には、ボローニャ・ブックフェア(2018年)、ちひろ美術館(2019年)も受賞している。

参考 :

The Eric Carle Museum of Picture Book Art > About > News & Press > Announcing The 2026 Carle Honors Honorees
https://carlemuseum.org/about/news-press/announcing-2026-carle-honors-honorees外部サイト

International Youth Library > IYL awarded with "Carle Honors" 2026
https://www.ijb.de/fileadmin/Daten/Pdfs/Presse/Press_Release_Carle_Honors_2026.pdf外部サイト

(2026.6.8 update)