2026年リンドグレーン記念文学賞の受賞者決定
【2026-053】
2026年4月14日(火)、スウェーデン・アーツ・カウンシル(Swedish Arts Council)は、2026年のリンドグレーン記念文学賞(The Astrid Lindgren Memorial Award)の受賞者を発表した。
受賞者
- ジョン・クラッセン(Jon Klassen)
- カナダ
クラッセンはカナダのウィニペグで生まれ、現在は米国のロサンゼルスに住んでいる。“This Is Not My Hat”(邦訳『ちがうねん』)で2013年コルデコット賞、2014年ケイト・グリーナウェイ賞(現カーネギー画家賞)を受賞した。児童書の絵を手がけるようになる前は、アニメーション映画の制作に携わっていた。
同賞審査員は、「クラッセンは、的確さ、感情、創意に富んだウィットをもって、人生の不確かさという難問や希望に満ちた状況を、色や形の相互関係によって描いた」と述べ、また、「物語を語ったり見せたりする映画の手法は、クラッセンの絵本に大きな影響を与えた。クラッセンは、そのとき起きていることではなく、起きるかもしれないことや起きたかもしれないことを見せ、絵と文における意図的な省略やスペースによって、それとなく指し示す。その手法は、アルフレッド・ヒッチコック監督が舞台のみを設定し、視聴者に想像させることでサスペンスを掻き立てたアプローチを思わせる。クラッセンの作品は、実存的な問いを、さりげなく巧妙に、ユーモアをもって掘り下げている。そこでは、予感や不安や動揺が中心的な役割を果たしている。」等の授賞理由を挙げている。
日本からの候補
2026年は、74の国と地域から263の個人・組織が候補となっており、日本からの候補は以下の通りだった。
- 高橋留美子
- 田島征三
- 東京子ども図書館
- Kazu Kibuishi(アメリカ、日本からの推薦)
参考 :
リンドグレーン記念文学賞 > The laureates > Jon Klassen
https://alma.se/en/laureates/jon-klassen
ジョン・クラッセン(Jon Klassen)
https://jonklassen.substack.com/
2013年ニューベリー賞およびコルデコット賞受賞者発表 【2013-014】
https://warp.ndl.go.jp/web/20150111113606/http://www.kodomo.go.jp/info/child/2013/2013-014.html
2014年カーネギー賞及びケイト・グリーナウェイ賞受賞作品発表【2014-055】
https://warp.ndl.go.jp/web/20150111102145/http://www.kodomo.go.jp/info/child/2014/2014-055.html
リンドグレーン記念文学賞(児童文学賞一覧(海外の主な児童文学賞))
https://www.kodomo.go.jp/info/award_foreign#lindgren
(2026.8.5 update)