アイルランドの8代目 Laureate na nÓg(若者のローリエット)
【2026-055】
2026年5月11日(月)、アイルランドのアーツ・カウンシル(Arts Council)は、Laureate na nÓg(若者のローリエット)の8代目がクリス・ホートン(Chris Haughton)に決定したと発表した。「若者のローリエット」は、アイルランドの子どもの本の優れた作家・画家に授与される称号であり、児童文学の価値を国内外に広く伝えていくことなどを目的として創設された。「ローリエット」は桂冠詩人(Poet Laureate)に倣ったもので、英国、オーストラリアでは「子どものためのローリエット」が選出されている。「na nÓg」は、アイルランド語で「若い人」を意味する。
ホートンは2026年から2029年までの任期の間、「世界各地の多様な絵本からインスピレーションを得て、若い読者のために物語の世界を広げ、物語を語る様々な方法を示す」ことを目指し、活動を行う予定である。
ホートンは就任にあたり、「たとえ言語が違っても、イラストレーションであれば、多くの人に伝わるし、それは世界を見たり理解したりする別の方法を教えてくれる。世界の様々な興味深い作品を、アイルランドの子どもたちにももっと見てほしいと常々思っていた」と語った。
ホートンはアイルランド出身であり、現在はロンドンを拠点に活動している。著作は30以上の言語に翻訳され、フェアトレード商品のデザインでも評価されている。デビュー作の “A Bit Lost”(邦訳『ちょっとだけまいご』)で2011年ビスト最優秀児童図書賞(2012年にCBI最優秀児童図書賞、2020年にKPMGアイルランド児童図書賞へ改称)、“Goodnight Everyone”(邦訳『ぼくはちっともねむくない』)で2017年CBI最優秀児童図書賞(現KPMGアイルランド児童図書賞)を受賞した。2015年には、『どうするジョージ!』(原題“Oh no, George!”)が日本の産経児童出版文化賞翻訳作品賞に選ばれ、“Shh! We have a plan”(邦訳『しーっ!ひみつのさくせん』)がIBBYバリアフリー児童図書リストに掲載された。
参考 :
Laureate na nÓg > Current Laureate
http://childrenslaureate.ie/current-laureate/
Children’s Books Ireland(CBI)> News & Events > Chris Haughton announced as Ireland’s eighth Laureate na nÓg
https://childrensbooksireland.ie/news-events/chris-haughton-announced-irelands-eighth-laureate-na-nog
クリス・ホートン(Chris Haughton)
https://www.chrishaughton.com/
2011年ビスト最優秀児童図書賞の受賞者決定 【2011-039】
https://warp.ndl.go.jp/web/20120223101924/http://www.kodomo.go.jp/info/child/2011-039.html
2017年CBI最優秀児童図書賞の受賞者決定 【2017-050】
https://warp.ndl.go.jp/web/20241203125923/http://www.kodomo.go.jp/info/child/2017/2017-050.html
(2026.8.5 update)