中浜 万次郎/ジョン 万次郎
(なかはま まんじろう/じょん まんじろう)
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1828年~1898年11月12日 (文政11年(または文政10年)~明治31年11月12日) |
画像出典:日高孝次『海流の話』(少国民のために)岩波書店 昭和16 【児45-H-3】 国立国会図書館デジタルコレクション 電子展示会「近代日本人の肖像」 |

漂流してアメリカへ
マサチューセッツ州フェアヘイブンの学校を卒業した後は、水夫などをして働きます。
1850年、22歳のときに、日本への帰国を図り、琉球を経て薩摩に上陸し、長崎で取り調べを受けます。
24歳で12年ぶりに土佐に戻ったのち、幕臣となって、日米和親条約(にちべいわしんじょうやく)の締結の手助けをしたり、英会話書を書いたり、翻訳者や通訳として活躍しました。
1860年、32歳のときには、通訳として、咸臨丸(かんりんまる)で再びアメリカを訪れました。咸臨丸では小笠原諸島も視察し、小笠原が日本の領土に決まったことにも貢献しました。
その後は英語教師として暮らしました。

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:小説 |
マーギー・プロイス著 金原瑞人訳『ジョン万次郎海を渡ったサムライ魂』
集英社 2012 【Y9-N12-J210】アメリカ人の作家が書いたジョン万次郎の漂流から帰国までの物語です。アメリカの優れた児童文学作品に贈られるニューベリー賞を2011年に受賞しました。
平川南[ほか]編 大石学著『Jr.日本の歴史5』
小学館 2011 【Y2-N11-J89】 p.275 コラム「世界をみた男(2)ジョン万次郎」井伏鱒二『ジョン万次郎漂流記』(偕成社文庫)
偕成社 1999 【Y7-M99-103】福林正之著 桜井誠絵『秘められた歴史の人 : ジョン万次郎』(日本史の目 ; 14)
さ・え・ら書房 1973 【Y3-214】