展示会・イベント

2014夏休み講座「中高生のための『国立国会図書館の仕事』紹介」

※こちらのイベントは終了しました。

イベントでの様子と職員による仕事紹介の一部をご紹介します。

7月23日(主に中学生向け)と30日(主に高校生向け)に、2014夏休み講座「中高生のための『国立国会図書館の仕事』紹介」を実施しました。中学1年生から高校3年生まで、両日で37名の参加がありました。
このイベントは参加者によるワークショップ形式で行いました。当日は、まずグループに分かれて各自が好きなおすすめ本を使って自己紹介をしました。そして、国立国会図書館の役割について説明を聞いた後、普段は入ることができない書庫など図書館内を見学しました。その後、国立国会図書館の職員による仕事紹介を聞きました。
最後に、講座を通じて印象に残ったことを書き出して、グループ内で紹介し合い、グループごとに代表一名が発表しました。

7月23日(水)中学生向けプログラム「国際子ども図書館の仕事」

●「世界の児童書を集める仕事」(国際子ども図書館資料情報課職員)
私の仕事は大きく分けて2つあります。1つ目は、資料室のカウンターで利用者の対応をする仕事です。本を書庫から持ってきて利用者に貸したり、本や信頼できるインターネットの情報を使って、利用者の調べもののお手伝いをしたりします。2つ目は、世界の児童書を集める仕事です。外国の児童書は、受賞情報や、本のカタログなどを参考にして、集める本を決めています。
国立国会図書館の職員はいろいろな仕事を経験していきますが、それぞれの仕事がバラバラにあるのではなく、きちんと繋がっています。そのことを忘れずに仕事をしていくことが大切だと思っています。
皆さんには、将来や進路について、よく調べ、よく人の話を聞き、よく考えてほしいと思います。その時に大事なのは、視野を広くして、いろんな視点から考えてみる事です。調べたり考えたりする力は、図書館員になったら必ず役に立ちますし、他の仕事に就いても、社会で生きていく上できっと役に立ちます。また、そのように選んだ道でも、後悔したり、失敗したと思うことがあるかもしれません。そういう時でも、前向きに頑張ってみてほしいと思います。最後に、大変さの中にある楽しさや面白さを見つけて欲しいと思います。勉強でも、部活でも、学校行事でもいいので、大変な事にもチャレンジして、その中にある楽しさを見つけてください。将来仕事に就いた時に、やりがいを持って仕事をしていける人になれると思います。
●「子どもに本の楽しさを伝える仕事」(国際子ども図書館児童サービス課職員)
私は、子どもたちに本を手渡すための仕事をしています。子どもたち一人一人にぴったりの本を紹介するためには、いろいろな子どもの本を知っておく必要があるので、子どもの本をたくさん読むように心がけています。
本に関わる仕事をし、知らない本を読むことができるだけでも満足していますが、誰かの役に立っていると思うと仕事が楽しくなりました。図書館の仕事だけでなく、仕事は社会の誰かのために役に立っています。他人の評価ではなく自分が誰かの役に立っていることを知ることで、仕事にやりがいを見出して、仕事の楽しさをみつけてください。
~講座で紹介された本~
  • 職業について考えるきっかけになる本
    • 『アリスの見習い物語』
      カレン・クシュマン 著 ; 柳井薫 訳 ; 中村悦子 画. あすなろ書房, 1997
    • 『ギヴァー : 記憶を注ぐ者』
      ロイス・ローリー 著 ; 島津やよい 訳. 新評論, 2010
  • 将来を考察するヒントになる本
    • 『ピーティ』
      ベン・マイケルセン 著 ; 千葉茂樹 訳. 鈴木出版, 2010
    • 『生きるための101冊』
      鎌田慧 著. 岩波書店(岩波ジュニア新書), 1998
    • 『生きることを学んだ本 』
      高史明 著. 筑摩書房, 1987
    • 『図書館へ行こう』
      田中共子 著. 岩波書店, 2003

7月30日(水)高校生向けプログラム「国立国会図書館の仕事」

●「国会議員のための調査の仕事」(調査及び立法考査局職員)
立法府に属する国立国会図書館は、中立的で資料に基づく正確な情報サービスを国会議員に対して行っています。納本制度によって網羅的に収集した図書館資料やオンライン情報などを用いて、国会議員等からの依頼に応じて調査したり、国政課題を予測してレポートを作成したりします。
仕事を選ぶ際には親や留学生の友人が後押ししてくれました。皆さんは自分の選択を信じて、具体的目標を設定し、そこにたどりつく方法を戦略的に考えてください。自分の選択は自分が信じなければ実現しないし、他人も信じてくれません。ダメだと思ったことが結果的に良いこともあります。皆さんがそれぞれの夢に向かって希望の進路に進まれることをお祈りします。
●「本や雑誌を集める仕事」(収集書誌部職員)
国立国会図書館がどのような方法で本や雑誌を収集しているのか、その主な仕組みである「納本制度」を紹介します。納本制度とは、その国の出版物を国内の特定図書館に納入することを法律によって定めた制度です。日本では、国立国会図書館法によって、国内の出版物を国立国会図書館に納入することが義務づけられています。図書、雑誌、新聞、地図、楽譜、DVD、CD、ゲームソフトなどの出版物が納本の対象となります。また、教科書やフリーペーパーも収集します。映画フィルム、カレンダーなどは収集していません。納本の他、購入・寄贈・国際交換等という方法で資料が入ります。
私は、日本国内の本や雑誌を集める仕事を担当しています。毎日、図書・雑誌・CD-ROM等の資料が約3,000点届きます。私たちの係では、リストと品物を突き合わせ確認し、図書館資料として受理します。その後、目録がとられた上で、書架に納められます。

国立国会図書館の職員になるには

国立国会図書館のホームページ下部にある「採用情報」ページを紹介しました。
採用試験についての情報や、「国立国会図書館職員を目指す皆さんへ」として職員からのメッセージなどが載っています。

2014夏休み講座「中高生のための『国立国会図書館の仕事』紹介」案内

立法府に属する国立の図書館である“国立国会図書館”は、日本で一番大きな図書館です。みなさんの身近にある公共図書館とは違う独自の使命を持っています。
国立国会図書館は、東京の永田町にある東京本館だけでなく、京都には関西館、東京の上野公園には国際子ども図書館と、3つの建物があります。
中学生・高校生のために、国立国会図書館の仕事を紹介する講座を開催します。図書館で働く職員が自分の仕事を説明し、参加者からの質問に答えます。会場は、中学生向けが国際子ども図書館(上野)、高校生向けが国立国会図書館東京本館(永田町)で、各館の見学もあります。
夏休みに、国立国会図書館の仕事をのぞいてみましょう!

※昨年の様子は「2013夏休み講座「中高生のための『国立国会図書館の仕事』紹介」のページからご覧いただけます。
※小学生向けには、「夏休み小学生向け見学ツアー」を行っています。
※夏休み期間中も、中学校・高等学校の生徒向け団体見学をお受けしています。くわしくは、中高生向け見学(職場見学)をご覧ください。

開催日時と会場 ※プログラムによって会場が異なりますのでご注意ください。
対象 中学生、高校生
※どちらのプログラムも参加可
定員 各回25名程度
※事前申込制 先着順
申込開始日 2014年6月20日(金)
申込方法 ※受付は終了しました。
問い合わせ先 国立国会図書館 国際子ども図書館 児童サービス課 企画推進係
電話 03(3827)2053(代表)
中学生向けプログラム:国際子ども図書館の仕事
~「世界の児童書を集める仕事」と「子どもに本の楽しさを伝える仕事」~
2014年7月23日(水)13時~16時 会場:国際子ども図書館
内容
(1)国立国会図書館の使命・活動の紹介
(2)国際子ども図書館の職場見学
明治時代の建物を活かし工夫して使っている国際子ども図書館を見学します。
普段は職員しか入れない書庫も特別に見学できます。
(3)国際子ども図書館の仕事紹介
  • 「世界の児童書を集める仕事」(国際子ども図書館資料情報課職員)
  • 「子どもに本の楽しさを伝える仕事」(国際子ども図書館児童サービス課職員)
(4)質問タイム
図書館で働く職員が質問に答えます。
高校生向けプログラム:国立国会図書館の仕事
~「国会議員のための調査の仕事」と「本や雑誌を集める仕事」~
2014年7月30日(水)13時~16時 会場:国立国会図書館東京本館
内容
(1)国立国会図書館の使命・活動の紹介
(2)国立国会図書館東京本館の職場見学
日本で一番大きな図書館、国立国会図書館の東京本館を見学します。
普段は職員しか入れない書庫も特別に見学できます。
(3)国立国会図書館の仕事紹介
  • 「国会議員のための調査の仕事」(調査及び立法考査局職員)
  • 「本や雑誌を集める仕事」(収集書誌部職員)
(4)質問タイム
図書館で働く職員が質問に答えます。