2019年度概算要求(文部科学省)

【2018-118】

2018年9月12日、文部科学省が2019年度概算要求の内訳を発表した。

今回の概算要求では、2018年4月に発表された第四次「子供の読書活動の推進に関する基本的な計画」を受けて、子どもの読書活動推進に関する予算が増額となった。学校図書館に関する予算、子どもの読書活動推進に関する予算は以下の通り。

学校図書館に関する予算

  • 司書教諭及び学校司書の資質の向上等を通じた学校図書館改革

  • 前年度と変わらず、26,567千円(学校図書館ガイドラインを踏まえた学校図書館の利活用に係る調査研究事業1,781千円、司書教諭養成講習会24,786千円)となった。

子どもの読書活動推進に関する予算

  • 子供の読書活動推進事業

  • 24,128千円であった前年度より大幅に増額し、45,000千円となった。
    内訳は、子供の読書活動の推進等に関する調査研究(今後の施策の基礎資料とするための調査分析)23,481千円(前年度+15,000千円)、発達段階に応じた読書活動の推進(発達段階に応じた取組を推進する事業についての検証及び貧困問題等様々な困難を抱える子供を支援する取組)13,240千円(前年度は読書コミュニティ拠点形成支援が8,724千円)、「子ども読書の日」(4月23日)の理解促進8,279千円(前年度+1,356千円)である。文部科学省では、こうした事業の実施により、読書活動を推進するための環境を整備し、自主的な読書活動をする子どもが増加するものと展望している。

Ref:

(2018.11.27 update)