2022年フェニックス絵本賞の受賞作品決定

【2021-113】

米国児童文学協会(Children’s Literature Association: ChLA)は、フェニックス絵本賞(Phoenix Picture Book Award)の受賞作品が決定したと発表した。

受賞者・作品

Home of the Brave
Allen Say(アレン・セイ)作

(作品紹介)

日系米国人として第二次世界大戦中に収容所に入れられた過去が、カヤックでおぼれかけた男の心によみがえる。銀色、灰色、灰褐色の水彩の絵は静かな絶望を伝え、米国の歴史の中でともすると見逃されてしまうことが、アルバムをめくるようなテンポと的確なデザインによって力強くとらえられている。

2022年フェニックス賞について

2022年フェニックス賞(Phoenix Award)については、同協会公式ホームページでの発表を待って続報する予定である。

2021年フェニックス賞受賞作品について

昨年2020年に発表された2021年フェニックス賞は、当初トニー・ジョンストン(Tony Johnston)の “Any Small Goodness” が受賞し、次点であるHonorAlyssa Brugmanの “Finding Grace” が選出された旨が公表されたが、後に両者が入れ変わり、現時点で2021年フェニックス賞受賞作品は “Finding Grace” とされている。両者が入れ替わった事情等は特に公表されていない。

Ref:

(2021.10.20 update)