2022年フェニックス賞の受賞作品決定

【2021-131】

米国児童文学協会(Children’s Literature Association: ChLA)は、フェニックス賞(Phoenix Award)の受賞作品が決定したと発表した。同賞は、20年前に出版された英語の児童書のうち、当時は主な文学賞を受賞しなかったものを対象とする。

受賞者・作品

When the Emperor Was Divine(邦訳『天皇が神だったころ』『あのころ、天皇は神だった』)
ジュリー・オオツカ(Julie Otsuka)作

(作品紹介)

第二次世界大戦中の真珠湾攻撃後、日系アメリカ人が収容所に送られた歴史が、ある家族の一人一人の視点から描かれている。祖父がスパイの容疑をかけられてFBIに逮捕され、母親と叔父と祖母が収容所で3年間過ごしたという、作者自身の家族の体験にもとづくデビュー作である。

Ref:

(2021.12.02 update)