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第31回日本絵本賞の受賞作品決定

【2026-050】

2026年5月15日(金)、全国学校図書館協議会(全国SLA)は、第31回日本絵本賞の受賞作品を発表した。

同賞は、絵本芸術の普及、絵本読書の振興、絵本出版の発展に寄与することを目的として1995年に創設された。今回は2025年1月から12月までに刊行された絵本のうち、全国SLA選定委員会が選んだ834点(うち翻訳絵本203点)を対象とし、その中から絵本委員会が選んだ30点(うち翻訳絵本9点)が最終候補となっていた。その後、最終選考会により、受賞作が決定した。

受賞作品(一覧)

第31回日本絵本賞大賞

ある星の汽車
森洋子 作、福音館書店、2025年、ISBN:978-4-8340-8874-8

舞台は広い大地を走る汽車の車内。様々な動物たちが思い思いに過ごす中、そこに乗り合わせたひとりの男の子は、車内をまわり乗客たちと交流する。すると汽車が停車し、車掌に声をかけられた紳士は汽車を降りる。絶滅した動物たちを描いた物語。本作は、第57回講談社絵本賞受賞を受賞している。

いま、日本は戦争をしている―太平洋戦争のときの子どもたち―
堀川理万子 絵と文、小峰書店、2025年、ISBN:978-4-338-02210-1

太平洋戦争中、子どもたちは様々な場所で戦争を経験した。17人の当事者に取材を行い、子どもが語っているような文章と絵で空襲、原爆、地上戦、引き揚げ、疎開をリアルに再現する。筆者である堀川理万子は、第46回巖谷小波文芸賞を受賞している。

第31回日本絵本賞

もりのあさ
出久根育 作、偕成社、2025年、ISBN:978-4-03-350330-1

まだ朝もやが残るころ、「わたし」はかごを持って森へと出かける。誰もいない朝の森では、ふわふわした緑のこけ、草原の朝露、赤いしっぽのリスや鳥たちのおしゃべりを観察することができる。そして「わたし」は、今見ている世界とは異なるであろう夜の森では、どのような景色が広がっているのかを想像する。

第31回日本絵本賞翻訳絵本賞

ぼくのすみっこ
ジョオ 作、かみやにじ 訳、ほるぷ出版、2025年、ISBN:978-4-593-10548-9

部屋のすみっこにやってきたカラスの子は、その場所を自分だけの特別な空間にするため試行錯誤する。「ノド」といわれる本の綴じ目を部屋のすみっこに見立てたデザインによって、カラスの部屋づくりをのぞき込むような体験ができる。作者は韓国の新進絵本作家で、本作が商業出版絵本デビュー作となる。

参考 :

全国学校図書館協議会 > 顕彰・表彰 > 日本絵本賞 > 第31回日本絵本賞 受賞作品
https://www.j-sla.or.jp/awards/ehon/31th-ehonshou.html外部サイト

全国学校図書館協議会 > SLAからのお知らせ > コンクール・募集のニュース > 第31回「日本絵本賞」受賞作品決定
https://www.j-sla.or.jp/news/cn/31th-ehonshoujusyou.html#007015外部サイト

日本絵本賞(児童文学賞一覧(国内の主な児童文学賞))
https://www.kodomo.go.jp/info/award#nihonehon

第57回講談社絵本賞発表【2026-040】
https://www.kodomo.go.jp/info/child/2026/2026-040

第46回巖谷小波文芸賞の受賞者決定【2026-006】
https://www.kodomo.go.jp/info/child/2026/2026-006

(2026.7.8 update)