ロシア児童文学の世界-昔話から現代の作品まで
国際子ども図書館主催の展示会のお知らせです。
※こちらの展示会は終了しました
『イワンの馬鹿』 トルストイ著 菊池寛訳 東京 アテネ出版社 昭和24 (児乙部49-K-38)
ロシア文学は、明治の昔から日本の人びとに親しまれてきました。「おおきなかぶ」や「森は生きている」、「しずかなおはなし」、「イワンのばか」など、数々の児童文学作品も子どもたちにおなじみです。これらの作品は、どのように生まれ、日本に紹介されたのでしょうか?
このたびの展示では、当館が所蔵する4,500冊に及ぶロシア語児童書と翻訳書の中から400点を選びロシア児童文学の世界を二部構成でご案内します。
第一部「ロシアの児童文学」では、口承文芸の昔話の時代から、帝政時代、1917年の革命後のソ連時代、ソ連崩壊から現代までと時代を追いながら、代表的な作家の作品を紹介します。
第二部「ロシアの絵本」では、帝政末期に昔話の世界を華麗に描き出したビリービン、革命後マルシャークとのコンビで「絵本の革命」のリーダーとして活躍したレーベジェフやアヴァンギャルドの画家たち、動物画のチャルーシン、「てぶくろ」でおなじみのラチョフ、国際アンデルセン賞受賞者のマーヴリナら個性豊かな画家たちの絵本を原画とともに展示します。また、ロシアの翻訳作品が掲載された明治・大正時代の児童雑誌や、ロシアで紹介された日本の児童文学作品などを展示するコーナーも設けました。多彩なロシア児童文学の世界をお楽しみください。
『てぶくろ : ウクライナ民話』 エフゲーニ・M.ラチョフ絵 東京 福音館書店 昭和40 (Y17-62)
『ВАСИЛИСА ПРЕКРАСНАЯ』 (うるわしのワシリーサ:昔話集) アレクサンドル・アファナーシエフ編 イワン・ビリービン絵 [Moskva] "Goznak" [1965?](1902年版の復刻) (Y17-B345)
開催期間 | 2005年4月23日(土)~9月18日(日) |
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休館日 | 月曜日、国民の祝日・休日、資料整理休館日(8/17) |
開館時間 | 9:30~17:00 |
会場 | 国際子ども図書館3階 本のミュージアム |
原画展示期間について(終了しました)
原画の展示期間は以下の期間となります。
7月30日(土)~8月28日(日)
関連イベントのお知らせ
- 1.講演会「ロシア児童文学の思い出」(終了いたしました)
平成17年5月28日(土) 午後2時から
講師:三木 卓氏(詩人・小説家・童話作家)
会場:国際子ども図書館3階ホール - 2.ギャラリートーク(終了しました)
本展監修者:松谷さやか氏による展示解説を行います。
8月6日(土)、8月27日(土)に予定しています。
(各回13:30スタート) - 3.講演会「ロシアの絵本を日本の子どもに」
平成17年9月3日(土) 午後2時から(終了いたしました)