2013夏休み講座「中高生のための『国立国会図書館の仕事』紹介」

※こちらのイベントは終了しました。

イベントでの様子と職員による仕事紹介の一部をご紹介します。

7月31日(水)、8月7日(水)に、夏休み講座「中高生のための『国立国会図書館の仕事』紹介」を実施しました。両日で、中学1年生から高校3年生まで、計44名の参加がありました。このイベントは参加者によるワークショップ形式で行いました。
当日は、国立国会図書館の役割について話を聞いた後、国際子ども図書館館内の普段入る事が出来ない書庫など見学しました。その後、図書館で働く職員による仕事紹介を聞きました。
最後に、参加者は3,4人のグループとなって、講座を通じてわかったことを紹介し合いました。話し合ったことは一つにまとめて、グループごとに発表しました。講座に参加者した中高生は「国立国会図書館の仕事」について理解を深めました。

仕事紹介の様子 見学の様子 中高生によるグループ発表の様子

7月31日(水)高校生向けプログラム「国立国会図書館の仕事」

●国会のための調査の仕事(調査及び立法考査局職員)
調査及び立法考査局職員の仕事紹介 私の仕事は、国会議員の円滑な活動のために「立法府のブレーン」としての役割を果たすことです。そのために、国会議員から依頼された事柄を調査したり、国会審議に関連するテーマについて論文を執筆したりしています。
このような調査活動の裏付けとなるのが、当館で所蔵している膨大な資料やデータベースです。たくさんの資料から必要な情報を探し、調べた内容を分かりやすく伝えることは、難しい点もありますが、やりがいがあります。
もしこのような仕事に興味がありましたら、学生時代に何か特定分野について知識を深めておくことが有用です。その過程で情報を探す、文章を書くといった力がつくからです。
情報を手に入れるために図書館は役立ちますので、ぜひ利用して下さい。
●電子図書館の仕事(電子情報部職員)
電子情報部職員の仕事紹介 私の仕事は「国立国会図書館サーチ」というインターネットで本を探す検索システムを作ることです。読みたい本の情報をどうやったら一番良い方法で手に入れることが出来るか工夫しています。利用者から話を聞いたりして調べやすい検索システムとなるよう日々努力していています。
例えば、『ズッコケ三人組』と入力して検索すると、昔読んでいたシリーズのほかに中国語版の本、ピアノ楽譜まで出てきます。調べたい、見たいと思った本を手渡す手前まで案内するのが国立国会図書館サーチの役割です。
中高生時代には、何か自分が好きなのことをひとつでも極めることが大事だと思います。

8月7日(水) 中学生向けプログラム「国際子ども図書館の仕事」

●子どもと本をつなぐ仕事(国際子ども図書館児童サービス課職員)
国際子ども図書館児童サービス課職員の仕事紹介 私の大切な仕事に、子どものへやのカウンターで、来館された子どもや大人から寄せられる様々な質問に答えることがあります。読む本を迷っている子にお勧めの本を紹介したり、調べものをお手伝いしたりします。カウンターに出ていない時は、子どものへやの本の選書や修理、学校図書館に本を貸すための準備、ホームページの作成、おはなし会の開催といった色々な仕事をします。
こうした「子どもと本をつなぐ仕事」をするには、“子ども”と“子どもの本”を良く理解しておく必要があるので、より良い仕事ができるように、時間を見つけて自分で勉強するようにしています。
●国内外の図書館と協力する仕事(国際子ども図書館企画協力課職員)
国際子ども図書館企画協力課職員の仕事紹介 私は、国内外の図書館と協力する仕事に携わっています。国内の図書館で児童サービスを担当する方を対象とした「児童文学連続講座」という研修を行ったり、海外の図書館からいらした方に対して図書館を案内したりと、業務を通じて日本全国、そして世界のいろいろな国々とつながっています。
中高生のうちから、気になることや面白いと思うことがあれば、図書館などを活用して積極的に調べてみてください。いろいろな世界を知ることは、これからの人生において、きっと役に立つと思います。

立法府に属する国立の図書館である“国立国会図書館”は、日本で一番大きな図書館です。みなさんの身近にある公共図書館とは違う独自の使命を持っています。
国立国会図書館は、東京の永田町にある東京本館だけでなく、京都には関西館、東京の上野公園には国際子ども図書館と、3つの建物があります。
この夏も、中学生・高校生のために、国際子ども図書館を会場に、国立国会図書館の仕事を紹介する講座を開催します。図書館で働く職員が自分の仕事を説明し、参加者からの質問に答えます。また、職場見学として、国際子ども図書館の建物を紹介するほか、書庫も案内します。
夏休みに、国立国会図書館の仕事をのぞいてみましょう!

※小学生向けには、「夏休み小学生向け見学ツアー」を行っています。
※夏休み期間中も、中学校・高等学校の生徒向け団体見学をお受けしています。くわしくは、中高生向け見学(職場見学)をご覧ください。

日時 高校生向けプログラム:国立国会図書館の仕事
~「国会のための調査の仕事」と「電子図書館の仕事」~
2013年7月31日(水)13:00~16:00

中学生向けプログラム:国際子ども図書館の仕事
~「子どもと本をつなぐ仕事」と「国内外の図書館と協力する仕事」~
2013年8月7日(水)13:00~16:00
場所 国際子ども図書館 2階研修室(東京都上野公園12-49)
※会場は、千代田区永田町の東京本館ではありません
対象 中学生、高校生 ※どちらのプログラムも参加可
定員 各回16名程度 ※事前申込制 申込多数の場合は抽選
申込 ※受付は終了しました。
お問い合わせ 国立国会図書館 国際子ども図書館 児童サービス課 企画推進係
電話 03(3827)2053(代表)
●高校生向けプログラム:国立国会図書館の仕事
~「国会のための調査の仕事」と「電子図書館の仕事」~
2013年7月31日(水)13:00~16:00
内容
(1)国立国会図書館の使命・活動の紹介
(2)国際子ども図書館の職場見学
 明治時代の建物を活かし工夫して使っている国際子ども図書館を見学します。
 普段は職員しか入れない書庫も特別に見学できます。
(3)国立国会図書館の仕事紹介
 ・国会のための調査の仕事(調査及び立法考査局職員)
 ・電子図書館の仕事(電子情報部職員)
(4)質問タイム
 図書館で働く職員が質問に答えます。
●中学生向けプログラム:国際子ども図書館の仕事
~「子どもと本をつなぐ仕事」と「国内外の図書館と協力する仕事」~
2013年8月7日(水)13:00~16:00
内容
(1)国立国会図書館の使命・活動の紹介
(2)国際子ども図書館の職場見学
 明治時代の建物を活かし工夫して使っている国際子ども図書館を見学します。
 普段は職員しか入れない書庫も特別に見学できます。
(3)国際子ども図書館の仕事紹介
 ・「子どもと本をつなぐ仕事」(国際子ども図書館児童サービス課職員)
 ・「国内外の図書館と協力する仕事」(国際子ども図書館企画協力課職員)
(4)質問タイム
 図書館で働く職員が質問に答えます。