
今日は何を食べようかな? 日々の献立も、お店に並ぶ食材も、畑の農作物も、最初からそこにあるわけではありません。誰かが時間や労力をかけて作ったから、食べることができるのです。この章では、食べものを「つくる」ことに着目します。
『うさこちゃんのはたけ』のように種をまいて農作物を収穫したり、『はじめてのおつかい』のように食材を買いに出かけたり、〈こまったさん〉シリーズのようにキッチンで調理をしたり、といったストーリーを通して「つくる」ことで得られる喜びや発見、子どもの憧れの実現などが表現されています。
『おおきなかぶ』A.トルストイ 再話 , 内田莉莎子 訳 , 佐藤忠良 画 福音館書店 1966 Y18-M98-330
『うさこちゃんのはたけ』ディック・ブルーナ ぶん・え, まつおかきょうこ やく 福音館書店 2005 Y18-N05-H168
『はじめてのおつかい』筒井頼子 さく, 林明子 え 福音館書店 1977 Y17-5153
『からすのパンやさん』かこさとし 著 偕成社 1973 Y17-4059
『世界の市場 : おいしい!たのしい!24のまちでお買いもの』マリヤ・バーハレワ 文, アンナ・デスニツカヤ 絵, 岡根谷実里 訳 河出書房新社 2022 Y1-N22-M363
『まよなかのだいどころ』モーリス・センダック さく, じんぐうてるお やく 冨山房 1982 Y17-8977
『しろくまちゃんのほっとけーき』わかやまけん 著 こぐま社 1972 Y17-3895
『11ぴきのねことあほうどり』馬場のぼる 著 こぐま社 1972 Y17-3905
『せかいいちおいしいスープ : あるむかしばなし』マーシャ・ブラウン 文・絵, こみやゆう 訳 岩波書店 2010 Y18-N10-J163
『こまったさんのスパゲティ』寺村輝夫 作, 岡本颯子 絵 あかね書房 1982 Y7-9907
『台所のメアリー・ポピンズ : おはなしとお料理ノート』P.L.トラヴァース 作, 小宮由, アンダーソン夏代 訳 アノニマ・スタジオ 2014 Y9-N15-L31
『バムとケロのおいしい絵本 : 絵本のなかのとっておきレシピ集』島田ゆか 監修, 八木佳奈 料理・レシピ制作 文溪堂 2015 Y1-N15-L179
コラム1:道具
台所の鍋や包丁、食卓のお皿やスプーンなど、食に関する道具は、古くから多くの児童書の題材になってきました。
現在も『まないたにりょうりをあげないこと』や『ひまなこなべ』など、食に関する道具をテーマにした新しい作品が次々と作られています。
世界の児童書で描かれる食事の様子から、その土地の食文化を垣間見ることもできます。日本ではどんぶりや茶碗を手に持って食べますが、それがタブーとされる地域もあります。食に関する道具が、異文化を知るきっかけになるかもしれません。
『まないたにりょうりをあげないこと』シゲタサヤカ 作・絵 講談社 2009 Y17-N09-J988
『ひまなこなべ : アイヌのむかしばなし』萱野茂 文, どいかや 絵 あすなろ書房 2016 Y17-N16-L845
『小さなスプーンおばさん』アルフ・プリョイセン 作, 大塚勇三 訳, ビョールン・ベルイ 絵 Gakken 1966 Y7-536
コラム2:アートな食べもの絵本
食べものを、じっと見つめてみたことはありますか?
果物、お寿司、食べ終わった焼き魚の骨―― これらが、実は素晴らしいアート作品に変身するとしたらどうでしょう。身の回りの食べものにあらためて目を向けてみると、その隠れた美しさに気付いて思わず息をのむかもしれません。
ここでは、食べものを題材にした芸術性に富む作品を紹介します。
『おすしがふくをかいにきた』田中達也 作 白泉社 2022 Y17-N22-M1330
『フルーツちゃん!』ハミード・トラーブリー 作, ジャアファル・エブラーヒーミー 文, 愛甲恵子 訳 ブルース・インターアクションズ 2006 Y18-N06-H403
『1999年6月29日』デイヴィッド・ウィーズナー 作, 江国香織 訳 ブックローン出版 1993 Y18-8929
『お月さんのシャーベット』ペクヒナ 作, 長谷川義史 訳 ブロンズ新社 2021 Y18-N21-M226
『The dogs' dinner party』Dean & Son [186-?] Y17-B5608
「さかなをたべたあとのほね」(『ちいさなかがくのとも』2020年1月号)加藤休ミ 作 福音館書店 Z32-B136
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