アジア児童コンテンツ・フェスティバル2022

【2022-038】

2022年5月26日(木)から29日(日)まで、シンガポール・ブック・カウンシル(Singapore Book Council)主催のアジア児童コンテンツ・フェスティバル2022(Asian Festival of Children's Content 2022: AFCC)が、オンラインプログラムとリアルイベントを組み合わせたハイブリッド形式で開催される。本は困難な時代においても希望の光になるとして、「ライトアップ!」(Lit Up!)をテーマに掲げ、“Small in the City”(邦訳『このまちのどこかに』)で2021年ケイト・グリーナウェイ賞を受賞したカナダの絵本作家シドニー・スミス(Sydney Smith)、グラフィックノベル ”THIS ONE SUMMER”(邦訳『THIS ONE SUMMER』)(マリコ・タマキ(Mariko Tamaki)作)の絵を描いたカナダのジリアン・タマキ(Jillian Tamaki)、『もうぬげない』で2017年ボローニャ・ラガッツィ賞優秀賞を受賞した日本の絵本作家ヨシタケシンスケ他によるプログラムが、シンガポールの会場とオンライン配信で実施される。

同フェスティバルでは、“Book Illustrators Gallery” と題した絵本のイラストレーションのオンライン展示も行っており、2021年はアジアの12か国・45人の画家による約130のイラストレーションが紹介された。2022年の展示においても、2021年3月16日(火)から2022年3月15日(火)までに出版された作品で、制作者がアジア系またはアジアを拠点としているもの、あるいは他国におけるアジア系文化を扱っているものを対象に募集し、キュレーターによる選考を経た作品が公開される。

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(2022.04.28 update)