国際子ども図書館について

施設の紹介

国際子ども図書館の建物は、通称「上野図書館」として多くの人々に親しまれてきた国立国会図書館支部上野図書館の建物を再生・利用したものです。

明治39年に帝国図書館として建てられ、昭和4年に増築されたこの建物は、東京都の「歴史的建造物」にも指定されています。

国際子ども図書館は、その建物の原形保存に努めながら、児童書の専門図書館としての機能を果たすための改修を行い、平成14年5月に全面開館しました。

そして平成27年6月に新館が竣工しました。既存の建物を「レンガ棟」、新館を「アーチ棟」と名付けました。

模型写真

レンガ棟

国際子ども図書館レンガ棟の各室は、旧建物の空間と意匠をできるだけ生かして計画されました。安全性、耐久性に十分考慮して、貴重な建築遺産を保存再利用しつつ、新たな機能と空間を持つ施設に再生しました。

施設設計には、建築家・安藤忠雄氏の参画を得て、2つのガラスボックスが既存の建物を貫くイメージで増築が行われました。

構造 鉄骨補強煉瓦造 増築部鉄筋コンクリート構造
規模 地下1階 地上3階
延床面積 約6,671平方メートル
収蔵能力 約40万冊

国際子ども図書館レンガ棟として再生させるにあたり、貴重な建築遺産の内外装の意匠・構造を最大限に保存し、大規模地震に備えて免震工法を採用した改修工事を行いました。

「世界を知るへや」(旧帝国図書館・貴賓室)、「児童書ギャラリー」(同特別閲覧室)、「本のミュージアム」(同普通閲覧室)、「大階段」は補修のみ行い、歴史的建造物の保存を行いました。

こうして国際子ども図書館レンガ棟は明治・昭和・平成の三つの時代に造られた建物が一体となり、貴重な建築遺産を保存利用しながら、新しい機能と空間をあわせもつ図書館として再生しました。

アーチ棟

国際子ども図書館アーチ棟は、ガラスに覆われた、美しい曲線を描く弓状の建物です。緩やかに弧を描くデザインは、本をめくるようなイメージで設計されました。

構造 鉄筋コンクリート構造
規模 地下2階 地上3階
延床面積 約6,184平方メートル
収蔵能力 約65万冊