出発進行!「のりもの」本めぐりへ 展示詳細

※こちらの展示会は終了しました

出発進行!『のりもの』本めぐりへ

じどうしゃ(自動車)

自動車は、毎日目にする、とても身近にある乗り物だけに、子どもの本にもたくさん登場します。

1769年、世界最初の自動車とされている、蒸気で走る三輪自動車がフランスで発明されました。その後、100年以上を経て、今日の自動車の原型となるガソリン車がドイツで誕生します。20世紀になると、自動車の開発や大量生産が進み、一般の人々にとっても身近な乗り物になっていきました。急速に自動車が普及する一方で、交通事故も増加し、環境問題が発生しました。
自動車は、今や、人々の生活に密着した乗り物として、社会や環境に大きな影響をあたえています。このコーナーでは、まず「自動車」の本をとおして、その歩みと社会の移り変わりを知り、さらに「自動車」の本の魅力について探りました。

出発進行!『のりもの』本めぐりへ

『車のいろは空のいろ』『のせてのせて』『しょうぼうじどうしゃじぷた』など、よく知られている本のほか、車社会の問題点や交通安全への願いをこめて描かれた『さらばハイウェイ』『手おし車大戦争』や、『指輪物語』で知られるJ.R.R.トールキンが自ら絵も手がけた『ブリスさん』などを展示しました。

『しょうぼうじどうしゃ じぷた』 渡辺茂男さく 山本忠敬え 福音館書店 1966年

自動車略年表

1769 キュニョー(フランス) が蒸気自動車を発明
1886 ダイムラーとベンツ(ともにドイツ)が、それぞれガソリン自動車を発明
1898 日本に自動車が渡来する
1903 京都市内でバスの運行が始まる
1904 山羽虎夫が山羽式蒸気自動車を製作
1907 吉田真太郎と内山駒之助が、日本初のガソリン自動車「タクリー号」を製作
  アメリカで大衆車フォード・モデルTが発売される
1912 有楽町(東京)にタクシーが登場
1918 日本車初のトラック「T.G.E.トラック」が生産される
1954 全日本自動車ショウ(のちの東京モーターショー)が始まる
1963 日本初の高速道路、名神高速道路が開通(栗東(滋賀県)~尼崎(兵庫県)間)
1966 大衆車のサニー、カローラが発売される(マイカー元年)
1992 「自動車から排出される窒素酸化物及び粒子状物質の特定地域における総量の削減等に関する特別措置法」(略称、自動車NOx・PM法)の制定
1997 国産のハイブリッド車が本格発売
2000 6 歳未満の子どものチャイルドシート着用を義務付け
  公共交通機関をバリアフリーにすることが制定される
2002 「使用済自動車の再資源化等に関する法律」(略称、自動車リサイクル法)の制定
出発進行!『のりもの』本めぐりへ

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