出発進行!「のりもの」本めぐりへ 展示詳細
※こちらの展示会は終了しました
出発進行!『のりもの』本めぐりへ
ふね(船)
最も長い歴史をもつ乗り物が船です。流木につかまって川を渡ったことに始まり、少なくとも紀元前1万年には丸木舟や葦舟が利用されていました。その後、帆船が登場し、15世紀半ばにはヨーロッパの国々が続々と新航路を求めた大航海時代を迎え、帆船の時代が長く続きます。そして蒸気機関の発明により汽船が登場していきます。
鉄道や自動車、飛行機の登場によって、船に乗る機会はぐっと少なくなりましたが、船は今でも、私たちの生活に、なくてはならない乗り物です。
ここでは、船が登場する児童書を、さまざまな切り口から紹介しました。
船の登場する本は非常に多く、海洋冒険小説や冒険家、探検家の伝記が昔から出版されています。『宝島』『ミノー号の冒険』などの冒険ものをはじめ、働く船を描いた『しょうぼうていしゅつどうせよ』や、みんなでわいわい船に乗る『ガンピーさんのふなあそび』などを展示しました。
『しょうぼうてい しゅつどうせよ』 渡辺茂男さく 柳原良平え 福音館書店 1998
船略年表
紀元前 | 丸木舟がつくられる |
---|---|
600~894 | 遣隋使、遣唐使の派遣 |
1492 | コロンブス(イタリア)がアメリカ大陸に到達 |
1498 | バスコ・ダ・ガマ(ポルトガル)がインド航路を開拓 |
1522 | スペインの援助でマゼラン(ポルトガル)の船隊が世界一周 |
1700年代 | 千石船(大和型船)の時代 |
1807 | フルトン(アメリカ)が蒸気船で営業開始 |
1820 | イギリスで世界初の鉄製蒸気船が完成 |
1853 | ペリー(アメリカ)が黒船で浦賀(神奈川県横須賀市)に来航 |
1855 | 伊豆の戸田港で日本初の本格的な洋式帆船が完成 |
1860 | 咸臨丸が日本の蒸気船で初めて太平洋を横断 |
1898 | 国産の大型客船、常陸丸の建造 |
1912 | 当時世界最大級の客船タイタニック号(イギリス)が沈没 |
1928 | 代表的な大型客船、浅間丸の建造 |
1958 | アメリカで世界初の原子力潜水艦ノーチラス号が完成 |
1980 | 日本で世界最大のオイルタンカーが建造される |
1986 | 日本におけるクルーズ元年(本格的なクルーズ客船が登場) |
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